持ち越し… [ FC東京 ]
J1第33節東京対山形於味の素スタジアムは1-1の引き分け。
痛い痛い引き分け。
前回書いた通り、残留確定を最終節に持ち越さないために、勝ちたい勝たねばならぬ試合だった。
しかし平山の実にFWらしい得点で先制したものの、後半41分に痛恨の同点ゴールを奪われ引き分け。
神戸が執念のゴールで勝利をもぎ取ったのに対して、やや不完全燃焼感の残る東京だった。
今シーズンはほんとうまく行かない。
前節名古屋相手にあれだけ良い戦いぶりで勝利をつかんだ東京が
あらゆる条件において優位に立てるはずの山形に対して残念な試合。
結局、今シーズン低迷の理由は戦術を確立出来なかったことだろう。
言い換えればどうやって点を取るのか、もっと言うとどうやってチャンスを作るのか、
最後まで形に出来なかった。
それに本職のボランチが怪我で不在だったことが重なった。
中盤の制圧力が低下し、試合終盤に耐え切れなくなって失点する。
得点が減少して失点が増大すればそりゃ勝てない。
残留争いに本格的に足を突っ込んだ時、残りの対戦相手に上位のチームがそろっている中、
最終節の京都は勝点を計算出来ると思った人は多いのではないだろうか。
しかし同時に、最終節まで残留確定を持ち越したくないとも思ったものだ。
さすがにそれまでには残留を決めているだろうと。
まさか、まさかである。
恐れていたことが本当になってしまった。
平山がインタビューで言っていた通り、最終節にはこれまで感じたことのないプレッシャーがかかるだろう。
しかも、たいていの場合追われる立場の方が苦しいものだ。
それを跳ね除けて東京は残留をつかみ取ることが出来るのか、
決戦のキックオフは12/4(土)15:30だ。
今こそ気を引き締めて行こう [ FC東京 ]
J1第32節東京対名古屋於豊田スタジアムは1-0で勝利。
大きな大きな勝点3。
今節は現地へ行かずTV観戦。
行かれた方お疲れ様です。
平山出場停止で止む無く採用した大黒1トップ、トップ下梶山、両サイド石川&リカの布陣が
試合開始から機能した。
梶山は高い位置で基点を作り、両サイドは突破力を生かして再三チャンスを演出し、
大黒は裏への飛出しを見せる。
ただ、クロスを上げてもやや中の人数が足りない。
逆サイドのポジショニングなどここは改善点だろう。
観てて印象的だったのが、名古屋のサイドの弱さ。
サイド攻撃が自慢のチームにしては(だからこそか)、守備が弱いのが目に付いた。
それがデフォルトなのか優勝を決めた翌週だからなのかわからないが、
石川、リカルジーニョはともかく、DFを完全にかわすほどのスキルはない椋原が
かわし切って何度かクロスを上げていたのには正直驚いた。
確かに椋原自身の動きも切れてはいたけど、あまり観ない場面だ。
試合を決めた大黒のシュートは素晴らしい。
コース的にはほぼGK正面だが、軌道が絶妙だった。
楢崎はさぞ悔しいに違いない。
守備面では、名古屋の攻撃が割と単調だったことが幸いした。
それでゴリ押しできる能力を持った選手を集めているわけだが、
パワープレー一辺倒だったら東京の守備陣は守れる。
さて、この大きな一勝によって、神戸との勝点差3、得失点差10となったわけだが、
まだ安心するのは早い。
確かに勝点差3は1勝分の余裕があるし、得失点差は2試合で逆転するには開き過ぎている。
加えて対戦相手は神戸の清水/浦和に対して、東京は山形/京都と有利だ。
神戸が残留するには、得失点差を考慮すると勝点4以上稼がなければならないので
1勝1分、もしくは2勝しなくてはならない。
つまり負けたらその時点で終わり。
逆に東京は1勝でもすればほぼ残留が決定する。
そんなわけで事前予想的には東京圧倒的有利なわけだが、
もしも次節東京が山形に負けて、神戸が清水に勝ったりすると…
考えるだに寒気がするが、サッカーでは何が起こるかわからないのだ。
勝って兜の緒を締めよ、優勝チームに勝利した余韻に浸っていてはいけない。
水面からやっと首を出した現在の状況に満足しているようでは溺れてしまう。
今こそ気を引き締めて行こう。
私は最終節京都へ遠征予定だが、消化試合になることを切に願う。
それでも [ FC東京 ]
J1第31節東京対川崎於味の素スタジアムは1-2で敗戦。
ミスによる痛い一敗。
立ち上がりギア高めに入ってチャンスを作り、前半残りはこう着状態、
後半早々に出鼻をくじかれ、セットプレイで同点、ミスで決勝点を奪われた。
森重一人を悪く言うつもりは全くないけれど、
あの点の奪われ方は相当チームにダメージを与えたという点で痛い。
川崎みたいなわかりやすい戦い方のチームを観てると、
東京も戦い方を特化した方がいいんじゃないのという思いを強くする。
城福監督の時に培ったものも生かしつつって話はインタビュー等でよく目にするんだけど、
そもそもそんなにうまく行ってなかったでしょ。
ポゼッションして試合の主導権を握って優位に運ぶって
それなりの得点機会を作ってこそ意味が出るものだと思うけど、
毎回毎回点の入らなそうな試合を見せられるとなあ。
毎回毎回不思議だよ、このメンバーで何でこんなサッカーしか出来ないのか。
相手との力関係を考えると、いくら優勝を決めた直後とは言え
名古屋戦は全く期待できない。
すんません、おじさんには難し過ぎました。 [ FC東京 ]
いよいよ明後日に迫った多摩川クラシコ。
企画のひとつとして、”着うた多摩川クラシコ”ってやってる。
これ自体はおもしろい企画だと思うんだよね。
味スタで流れてるPVもテーマ曲も、珍しくカッコ良い。
だから着うたゲットしようかと思ったわけだが。
普段着うたとか全然使ったことないせいか、どっからダウンロードするのかさっぱりわからない。
まず、多摩川クラシコのサイト
http://www.frontale.co.jp/tamagawa_classico/index_2010.html
からリンクをたどって、music.jp PCサイトに行く。
http://p.music.jp/jpop/top/top.do
そこで多摩川クラシコのバナーをクリックすると、以下のページに飛ぶ。
http://music.jp/special/tamagawa/index.htm
しかしmusic.jpにて独占配信!て書いてあるだけで、リンクが貼ってない。
QRコードはあるが…
仕方ないので、アーティスト検索で”多摩川クラシコ”を検索し、出てきたページ
http://p.music.jp/j-search/WEB/ArtistKoBetu.aspx?at=50926
に行くと「多摩川クラシコ」の楽曲一覧が表示されるのだが、
一体どれが『多摩川クラシコテーマ曲(東京・新バージョン)』?
ダメだ。全然わからない。
すんません、おじさんには難し過ぎました。
Young Guns [ FC東京 ]
第90回天皇杯4回戦 東京対千葉於味の素スタジアムは2-0で快勝。
いやー千葉ショボかった。
と思ったら向こうもほぼ2軍なのね。
東京は予想に反してスタメンクラスの攻撃的な選手を一切使ってこなかった。
いつものスタメンクラスは権田と、平出を除くDFラインの3人およびボランチに入った松下だけだった。
もっとも、このところ松下はスタメンで出ていないので微妙ではある。
若いやつらは足元のボール捌きがうまい
(ただ見慣れていないので1階席上の方から観てると誰が誰だかわからない…)。
J1でのプレッシャーの中でそれを発揮できるかはかなり疑問だが、
幸いなことにほぼ2軍の千葉は緩かった。
1軍メンバーでもあまり見られないような華麗なパスワークも時折披露したりして
いかに千葉がダサいとは言え、正直すげーと思った。
同じ2軍メンバーでも、東京は途中出場すらほとんどしていない選手が多いにも関わらずだから。
守備では重松を始めとして前からプレッシャーをかけてて、
それにおびえた千葉DFがとりあえず蹴るシーン多発。
これもJ1のチームだったら軽くあしらったり、
味方がパスコース作って落ち着いて回したりするんだけど。
たいていはほんとに危ない場面になる前に止めてた。
つーか相手のミス絡みで。
外国人FWは仕事が全く出来なくて、さぞかしイライラしてただろう。
上記のような様子なのでまあ昇格は無理じゃない?、という感じだ。
とか言っててこちらもあまり油断してはいられない。
今日はすごく良い戦いぶりでまさに快勝といった試合だったけど、残留争いの真っ只中なんだよな。
他会場の試合に目を移すと、意外と延長、もしくはPKまでもつれ込んだ試合が多い。
90分以内で2点差以上ついた試合が2試合、1点差の試合が2試合、
延長で決着のついた試合が1試合、PKまで行った試合が3試合。
次節J1で対戦する川崎はPKまでやったあげく負けている。
あの森が19分で交代してるけど何かあったのかね。
何はともあれ土曜日は多摩川クラシコ、がんばっていきましょー。
2/3は決まった [ FC東京 ]
J1第30節東京対横浜於日産スタジアムは2-1で勝利。
いや~よく勝ったよ。
はっきり言って内容はダメダメだったと思う。
特に後半はグダグダ。
とにかくミスが多くて空回り感ありまくり。
せっかくボールを奪い返して第一弾目のプレッシャーをかいくぐっても、
そこから出るパスがつながらない。
おかげで防戦一方だった。
追い付かれてからも、今振り返るとそこそこチャンスは作ってたのかなと思うが、
観てる時は全く勝ち越せる気がしなかった。
別に手を抜いてる選手なんていないし、スキルについては言うまでもないのにうまく行かないよなあ。
それにしても似たようなことは何度も書いてるが、サッカーとはわからないものだ。
良い攻撃を繰り返しても全然点が入らない時もあれば、
今日の試合みたいにほとんど決定的チャンスがない中で2点を奪って勝つ時もある。
神戸が引き分けに持ち込んだのは痛かった。
得失点差があるので神戸が負けてれば1つの勝ちだけでは逆転できない差を付けられたのに。
そして3日後には天皇杯があったりする。
難しいよなあ。
残留争いを考えれば主力を休ませたいところだけど、
負けてチームのテンションを落とすことは避けたい。
となるとベストメンバーで行かざるを得ないんだろうな。
久々に東京の強さが感じられた [ FC東京 ]
J1第29節東京対ガンバ大阪於味の素スタジアムは1-1で引き分け。
東京は前半結構飛ばしてて、先制したところまでは狙い通りだったと思う。
あまり後方でボールを回すこと、ボールを保持することに固執せず、
早めにアタッキングゾーンに侵入していた。
特にカウンター時に相手に与える怖さは大熊監督になって劇的に改善した。
今までは、ボールを失わないことを第一に考えるあまり、
せっかくカウンターでアタッキングサードまで持ち込んでいるにも関わらず、
シュートあるいはクロスに行かずに戻してしまう場面を
もったいなくてしょうがないと思って観てたものだが。
後半、東京のペースが落ちてきた頃にガンバがガッと圧力をかけてきて、
こりゃーヤバいな、と思ってる時に同点に追いつかれた。
この時のガンバはさすが。
ここぞという時のチーム一丸度というか、
そしてそれを支える技術および運動量は毎回優勝争いに加わるだけはある。
その勢いで逆転出来なかったのはガンバとしては悔やまれるところだろう。
残留争いしてるのだ。優勝争いしてるチームが勝点を削られる相手ではない。
逆に言えば、ガンバの勢いを押し返して決定的チャンスも作った東京はなかなかすごいと思う。
失点した瞬間は結構落ちてる感じがしたけど、すぐに切り替えて
勝ち越しへの期待が持てるくらい戻したのは結構感動的だった。
ただ、勝点計算上から言えば、言うまでもなく勝ちたかった。
特に前節で神戸がガンバに勝っていること、
そして今節で神戸と大宮が勝っていることを考えれば。
心揺さぶられる瞬間 [ FC東京 ]
J1第27節東京対新潟於味の素スタジアムは1-1の引き分け。
すごい試合だった。
あんなに必死に頑張る姿を見るのはいつ以来だろうか。
途中から泣けてきたよ。
そして大団円があの権田のスーパーセーブ。
権田がマルシオリシャルデスのシュートを弾き出した瞬間、
怒号のような、悲鳴混じりのような歓声が沸きあがった。
心をわしづかみにされて思いっきり揺さぶられるようだった。
上記の通り、私は試合の途中からうわああああ!!!って感じになってしまったので
戦いぶりを冷静に観るどころではなくなってしまったのだが、
ひとつだけ言うならば、全力でダッシュするってやっぱり大事だと思った。
精神論的な意味ではなく、戦術的な意味で。
それは相手の裏をかき続けるのが攻撃であるとするならば、
静と動の差がドラスティックであればあるほど効果的だからだ。
東京の選手はボールが来るかな、来るかな、といった風の様子見走りが多く、
例えば広島を観てると全力ダッシュの割合が東京より全然多い。
この部分が実際にピッチ上で展開されるサッカーの質に寄与する率は大きいと思うのだ。
個人的には昨日のような試合を見せてくれればそれでいい、と思ってしまうが、
まあでも現実的にはそうも行かない。
これから上位との対戦が続くのでこの流れを生かして上位食いをしたいね。