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男子とは違う [ 女子サッカー ]

なでしこジャパン対ニュージーランド女子代表の試合を録画で観た。
試合のあった21(土)に時間差で放送された、1時間くらいあるやや長めのダイジェスト。

いい試合だった。もちろん日本にとっては、だが。
西が丘に行かなかった理由が「ナビ杯を観るから」でなかったら、かなり後悔していたであろう内容だった。

インタビューでよく個人技とパスワークを強調する大橋監督だが、
それ以前から、女子代表は実にきれいなサッカーを展開する。
もちろんアメリカやドイツや格上のチームとやる時にはなかなかきれいには出来ないが、それでも

実力が上のチームが、より力を入れて準備し、ホームの試合に臨んだのだから、間違いが起きるわけもなかった
と断言できる程のものなのだ。
ジーコが監督に就任して以降、男子の代表が、格下を相手に
内容でも結果でも圧倒して勝つ、ということが今までに一体何回あっただろうか。
能力のない監督のおかげで、十分に力を発揮できない選手たちが可哀想になってくる。

その点、なでしこジャパンの選手たちは楽しそうだ。
統一された守備連携、見事なパスワーク、多彩な攻撃。

2、3本短いパスをつないだら、かなりの確率で長いパスを混ぜる。
それを闇雲なパスにしないためには、その瞬間ボールが動いている場所から遠いところで
パスを受けるアクションを起こす選手が常に必要である。
さらにそこへ的確にパスを供給するボールホルダーの視野と技術。
そしてその根本となる、攻撃に対する選手同士の共通の認識、ビジョンの共有。

こんなサッカーなら、また観たいと思う、応援したいと思う、自分でもやってみたいと思う。
男子の代表に見せて欲しいのも、そういうものなんだけどな。
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