walk on the right side [ 日本代表 ]
今日ふと気付いたが、イラン戦で加地がイエローカードを受けたとする。
すると加地は通算2枚目となりバーレーン戦は出場停止となる。
その場合、バーレーン戦の右サイドはだれがやるのか?
現代表に、本職の右サイドの選手は加地しかいない
(加地も本来はウイングバックではなくてサイドバックだが)。
かろうじて可能性があるのは、藤田、本山あたりだろうか。
西は何故か召集されていない。
これが北朝鮮戦後からイラン戦までのようにブランクがあるのなら
今まで何の準備もしてなかろうが、まだ対処のしようもあるだろう。
今回は中4日の連戦なのだ。
イラン戦が激しい試合になるだろうことは容易に想像がつく。
加地がイエローカードを受けることを想定するのは、非現実的な話ではない。
一体ジーコは、このリスクについてどう考えているのだろうか。
中盤の構成に注目 [ 日本代表 ]
イラン戦、バーレーン戦のメンバー発表。
北朝鮮戦でメンバー入りしてて、今回外れた人。
GK 川口
MF 阿部勇樹
今回新たに加わった人。
GK 曽ヶ端準
MF 中田英寿、稲本潤一、小野伸二
怪我の川口はしょうがない。
(名古屋戦で3点食らった磐田ゴールを川口が守っていたら結果は変わっていただろうか)
阿部は、黄金の4人のその他3人のメンバー入りにより押し出される形になった。
ベンチ入りメンバーは18人。
海外組の復帰なるのか。MFの人選に注目。
そうでなくとも現代表のシステムは352。
ウイングバックの加地と三都主(三浦淳)を除けば残るは3人だ。
私の予想では、おそらくトップ下には中村を起用する。
そうすると中田はどこに入れるのか。
そして怪我あがりとは言えFKでゴールを決めた小野、
2部ではあるが継続的に試合出場している稲本も捨てがたい。
それより何より、アジアカップ優勝メンバーで北朝鮮戦も戦った遠藤と福西がいる。
考え出すとなかなか楽しい。
しかし、中盤中央の豊富な人材に比べると、アウトサイドの層が薄いな。。。
運は尽きたのか [ 日本代表 ]
15倍くらいの倍率となったW杯最終予選バーレーン戦のチケット抽選販売。
今までは、いつも一緒に行く4人がそれぞれ4枚ずつ応募することで確率を高め、
チケットをゲットしてきた。
ファミマの先行予約、そしてサッカー協会の抽選販売の2回で同様に応募すれば
4人のうち誰かしらが当たり、まず間違いなくチケットを取ることが出来た。
それが覆ったのが2月の北朝鮮戦。
全くダメだった。
今回、北朝鮮戦で取れなかった教訓を生かし、家族友人合わせて私一人で7人分の申し込みをした。
が、当たらず、バーレーン戦もダメかと思ったら、一緒に行く4人のうち2人が当たっていた。
彼らはいつも通り1人分しか申し込んでいなかったのにである。
これまで私はサッカー運が良かった。
JFAが抽選販売を行ったフランスW杯の日本戦のチケットを、50倍の倍率をくぐり抜けてゲットしたこと。
日韓W杯のチケットを日本戦は逃したものの、1次販売で1試合、2次販売で1試合ゲットしたこと。
これらがささやかな私の自慢だった。
自分はサッカーの神様に愛されている、ひそかにそう思ったりもしていた。
ところが、今回の1件。
私の運も既に尽きたのか。
いや、本当に運が尽きたらそもそも4人のうち誰も当たっていなかったはず。
無理矢理持ち直そうとする私であった。
天才であるがゆえに天然 [ 日本代表 ]
W杯アジア地区最終予選第1戦北朝鮮戦は21で日本の勝利。
全く劇的だった。
誰かが筋書きを書いて、双方示し合わせてやっているんじゃないかと思うくらい劇的だった。
しかし、劇的になったのは日本が北朝鮮に合わせてしまっている面が大きい。
北朝鮮の攻撃には迫力が感じられたものの、守備面ではどうってことない印象だ。
サッカーは確かに実力差の現れにくいスポーツだが、
しかしレベル差というものは厳然と存在しているのだ。
選手が目の前の試合に、侮れない試合であると全力で臨むのは当たり前。
観客を金を取って入れている代表、プロ選手ならば当然のことである。
だがこの試合を、最終予選というのは厳しいものだからと苦戦の言い訳にして
改善、修正の糧にしないようでは指揮官は失格だ。
我々が聞きたいのは苦戦を防ぐための具体的施策なのだ。
それほどよく予選のことがわかっているのなら、少しでも苦戦を回避する手立てを考えろ。
それが出来ずに何が監督だと思う。
だが、先日紹介した西部謙司の本を読んでも再確認したが、ジーコは天然型の天才だ。
言ってみれば長嶋茂雄タイプである。
サッカーの守備をどうするかという問題に対して、
思いっきりディテールをすっ飛ばして「一人余れ」と答えるのなんか、
どうすれば打てるのかという問いを発した中畑(だっけ?)に向かって
「来た球をこう打つ」とバットを振る真似をしてみせた長嶋そのままである。
こうしろ、と言われたら何も考えなくても一生懸命練習なんぞしなくても出来てしまう。
正真正銘の天才である。
だから守る時には一人余れと言うだけでみんな守れるものだと思うのだ。
プレーヤーの時の自分がそうだったから。
鹿島の選手時代に宮本征勝監督に、お前は何もしなくていいよなと言い放ったのは
別に監督を見下そうとして言ったわけではなくて、
監督が何もしなくても選手は動けるものだと心底思っていたからなのだろう。
ジーコ自身と同じように。
まさしく天才である。
だが、度を越した天才であるがゆえに、ジーコは天然なのだ。
何も考えずにいろんなことが出来てしまう人間に、教えることなど出来はしない。
そんなジーコに、改善、修正の糧にしないようでは指揮官は失格だ、
と吠えてみたところで何だか的外れだ。
そんなこと監督の仕事ではないと思っているジーコとは議論がかみ合わない。
しかしそれならそれで、もう少し内容のいいサッカーを目指して欲しいと思うんだが。
どんどん勝利至上主義になっていくジーコを見るのは私あたりでもやっぱり寂しい。
西部謙司の著作から [ 日本代表 ]
昨年12月に出版された西部謙司の著作、アジアカップ&ユーロ2004超観戦記を読んだ。
その名の通り、アジアカップとユーロ2004について書かれている。
ユーロの方では、フランス代表の98年W杯優勝からユーロ2000優勝、
W杯2002の惨敗、そしてユーロ2004の準々決勝敗退に到る流れを追って
フランス代表がどう変わっていったのかを解説していたのが
とてもわかりやすくておもしろかった。
1試合1試合を切り取るだけでは大きさのわかりにくい問題も、
俯瞰して見れば全体に占める割合の大小が把握しやすい。
私はフランスが不振に陥った原因について、初めて得心が行った。
アジアカップについて書かれた章では、次の二つの点が印象に残った。
アジアカップに限らず、ジーコ就任当初から継続して練習を見てきた中で言えるのは、
”ジーコは結果しか示さない”ということ。
優勝してアジアの諸外国の記者の持った感想は、4年前のレバノン2000の時と同じ、
「日本はアジアレベルを超えている。まるでヨーロッパのチームのようだ」というものだったこと。
前者については、インタビューに答えて”(何も教えないと言われてますけど)そうでもないですよ”
といったコメントを残す選手もいたので、実際どうなのだろうと私は思っていたが、
それは”全く何も教えないわけではない”というぐらいの意味だったようだ。
例えば、守備の仕方。
「一人余れ」ジーコは、選手たちが守り方を理解するまでに
堅実で几帳面なジーコは、マークとカバーリングでゴール前でのリスクを避ける守り方を支持した。ところが、例によって彼が示すのは結果だけである。
中略
ゴール前で相手をフリーにしないために、どこまでマークし、どこで受け渡すのか、どこから守備を始めるのか。結果を出すためのディテールは、ほぼ選手へ丸投げ同然といっていい。
「残念ながら、1年10ヶ月かかってしまったのは事実だ」と述べ、
それについて西部は、
ジーコは監督就任のその日から、この程度のことはできると考えていた。「この結果を出せ」で十分だと思っていたのだ。これは完全に見込み違いだった。と述べている。
ジーコの監督経験のなさからくる見込み違いは、これ以外にも数々の言行不一致となって表れている。
この程度のことならできると思っていたのにできない。
だがどうすればいいのか、経験もメソッドもないジーコにはわからない。
ただ座して待つのみだ。
後者について。
西部が各国のジャーナリストと実際に話して、贈られたこの称賛の言葉を読んだ時、
私は軽いショックを受けた。
あの、レバノンで見せたスペクタクルなサッカーと今回が、結果的に同じ評価になるとは。
今回の評価はもちろんサッカーそのものの質に対してではなく、
日本代表の「成熟したメンタルと試合運びの巧さ」に対してである。
現在の日本代表が悲しいのは、ひたすら勝つだけのサッカーを志向していることだ。
理想を掲げていた指揮官も、残念なことにいつしか変節してしまった。
オリンピックの毎度の盛り上がりや、日韓W杯でのやや異常とも見える盛り上がりを見てわかる通り、
サッカーに限らず日本人は”代表”が好きだ。
おそらくその傾向は、Jリーグが何十年と続いてそれこそ日本中に根付いても、変わることがないと思う。
そして将来のプロサッカー選手、そして日本代表入りを目指すサッカー少年たちも
当然、日本代表のサッカーを注視する。
日本を象徴する、日本サッカーの最高峰であるべき日本代表の見せるサッカーが
勝つためだけのサッカーであり、
子供たちにあんなプレーをしたいと思わせるようなサッカーではないという現状。
日本代表の未来は。
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奇行 [ 日本代表 ]
久しぶりに日本代表の試合を観戦した。
1次予選の最終戦、その後のドイツ戦も行かなかったからそんな気がするのだ。
内容はいつもの通りの日本代表という感じだ。
前半に入った3点は4点めのようにきれいに崩して取った点ではなく、
かなり運に後押しされての得点だった。
早めに勝負が決まってしまったせいか、ジーコも普通の監督並に交代枠を使ってきた。
阿部を試し、大黒を試し、親善試合を使って
新戦力のチーム内におけるフィット具合を確認するといった
戦略的な交代を行えるようになってきたのは収穫である。
監督ジーコも成長しているのは認めなければならない。
日本代表という場を用意して
ジーコに監督としての経験地を積ませてあげなければならない理由は今もって不明であるが。
おそらく永遠に不明のままだろう。
それにしても、スタジアムでも友人と話したのだが、
最終予選第1戦の北朝鮮戦に出場停止となる加地が未だにスタメンなのはどういうわけか。
これまで種々様々の奇行を惜しげもなく披露してきたさすがのジーコでも
10日後に控えた最終予選で使えないことがわかりきっている選手を出すわけはなかろうと、
ひょっとして私の勘違いだったのかと思い、帰宅してから早速確認してみた。
が、やっぱり勘違いではなかった。
記事中には加地自身のコメントも掲載されているので信憑性は高い。
「試合前に監督から言われていたんですけど…」てことはジーコもわかっているのだ。
北朝鮮戦に加地が出られないことは。
にも関わらず、準備期間に他の選手を使わないのは何故なのか。
私の理解の範疇を超えている。
なんつーか、もっと別の次元で突っ込みを入れたいんだがなぁ。
訂正とお詫び
私が間違っておりました!
ご指摘を受けて記録を確かめました。加地は1次予選通算1枚。
なので最終予選に持ち越しでも出場停止にはなりません。
やっちゃいました。申し訳ありません。
カザフも大量売れ残り [ 日本代表 ]
代表の親善試合シリア戦のチケットが大量に売れ残っていると書いたが、
カザフ戦も結局、捌けなかったチケットゲッターが大量にキャンセルして
ぴあのほぼ全席種で”余裕あり”である。
発売直後はアウェイゴール裏以外は全て売り切れだった。
私の見た限り、ヤフオクに出品されているものの中には
結構実券取引があったような気がしたが、そうでもなかったのかな。
チケットゲッター大損と喜んでいたのはどうやら早合点だったらしい。
最終予選前のこの時期の休日の親善試合が、おそらく3〜4万くらいの入りだろうか。
平日埼スタのシリア戦が入らないのはまだわかるが、休日横国のカザフ戦もとなると。
まだ渋谷にワールドスポーツカフェがあった頃、日韓W杯の終わった1年後くらいだと思うが、
なんでもない親善試合でも満員で、超盛り上がっていたのを異様に思った覚えがある。
たかが親善試合でそこまで盛り上がれるのが不思議だったくらいだ。
ワースポがそんな状況だから、スタジアムが超満員だったのは言うまでもない。
あの時の熱狂はW杯バブルの遺産だったのだろう。
それが、W杯以後2年半で見事に食い潰された。
人気低落の原因は、私自身が感じていることをあげれば、
もう当ブログでの代表に関するコメントをいくつか読んでいる人ならお分かりだろうが、
現日本代表の、単に勝負強いだけの糞面白くないサッカーそのものにある。
ただ、代表人気を支えるいわゆるライト層に当てはまる理由は違うかも知れない。
ライト層なら、とりあえず勝ってればOKである可能性もあるからだ。
いずれにしろ、日本代表に向けられる目が変わってきているのは間違いない。
大量売れ残り [ 日本代表 ]
日本代表の最終予選直前の親善試合、シリア戦が大量に売れ残っている。
カザフスタン戦は売れてるが、(それでも完売には到らず、ぴあではカテ4アウェイは”余裕あり”)
シリア戦はだいぶ売れ残っている。
ぴあもe+も、売り切れているのはカテ4ホームだけ。
(2005年1月13日 午前0:40現在)
いくつかマイナス要因は挙げられる。
対戦相手が弱く、かつ目玉になるような選手がいない→TVで観ればいいか
親善試合が連続して開催される→どっちかを観に行けばいいか
シリア戦はアクセスの悪い埼スタで、かつ平日開催→土曜の横国に行けばいいか
それにしても、最終予選を目の前にしてこの売れ行きは
遂に日本代表人気の凋落が、目に見えて明らかになったのだろうか。
もちろん考察に値することで、憂慮すべきことだが、今回は別のことを指摘したい。
それは、チケットゲッターざまーみろ!である。
今回予約番号ではなく、実券取引でヤフオクなどに出品していたチケットゲッターは
大損こいたことであろう。
昨日、ヤフオクにおいて”シリア””日本代表”で検索をかけたところ、
200件以上出品されていたが、入札されてるのはたったの10数件。
もう日本代表は商売にならねーんだから、諦めるんだな!
(そう断言するのも淋しいが)