アウェイでの戦い方 [ Jリーグ ]
今日は午後からBS1でサッカー中継3連チャン。
その第二弾、J1・J2入れ替え戦 第2戦 広島対京都は0-0に終わり、京都がJ1昇格を決めた。
大方の予想通り、広島が攻め、京都が守る展開。
広島の執拗にサイドを使った攻撃を京都が跳ね返し続けるという印象の試合だった。
なんとなく広島の戦いぶりをみていて、東京に似ているな、と思った。
速攻を生かせなかった時は京都の守備ブロックの周りをボール回しして、
むりくりサイドをこじ開けようとするところが。
縦のポジションチェンジは東京より若干多いけど。
この試合ではうまいことスペースを消されてたのかどうか、
佐藤が序盤の駒野からのピンポイントクロス以外はほとんど目立たなかった。
ウェズレイも途中交代してたように調子の良さは感じられなかったし。
リーグ戦で16位だったのも、入れ替え戦で1点止まりだったのも、
2トップの不調が大きく響いた結果となった。
広島は、第1戦の京都ホームの試合でもっと攻撃的に行くべきだったかも知れない。
最近のUEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメントを観ていると、
アウェイのチームが攻撃的に出て来ることが意外にある。
アウェイゴールの方が重みがあるのでアウェイのチームはアウェイゴールが欲しいし、
逆にホームチームは相手にゴールを許すのが怖い。
従ってアウェイチームが攻めてホームチームが守るという逆転現象が起きる。
この現象はしかし、ルールの特性を考えると当然の帰結だとも言える。
これはUCL全体の傾向というまでには至っていないが、
ホームチームが攻めてアウェイチームが守るというひと昔前の図式は、
確実にその割合を減らしている。
この試合の後半半ば以降のように、サイドからクロス、中央で京都DFが跳ね返す、
というような型に完全にはまってしまったら今の攻撃陣の調子では得点は難しいのだから、
その前の段階のどこかで攻勢をかけて得点したかった。
いずれにせよ広島は再び降格を喫してしまった。
優秀な選手をコンスタントに輩出するユース上がりの期待の若手がJ2で戦うにせよ、
あるいは他のチームに引き抜かれるにせよ、眼前には悲しい現実が待っている。
追記
広島 久保允誉社長のコメント
サポティスタで紹介されていたので見に行ったが、なんだこれ。
非常に残念な結果になりました。私自身皆さんご承知のとおり家電業界は激烈な競争をしており、私は親会社でその真っ只中におります。そんな中で今年広島はトップが不在でした。連敗のときにどこまで手が打てたかと反省しています。社長が親会社の経営状況を降格の言い訳にする。
そんなに”本業”が忙しいなら”副業”で社長なんぞやるなって話だし、
たとえそうであってもそれを言い訳にすんなプロなら。
まったくひどい話だ。
これじゃあ選手もスタッフもサポーターも浮かばれない。