3連敗 [ FC東京 ]
J1第8節 東京対清水は0-1で敗戦。
相手の人数が少なくなって余計崩せなくなってしまった。
実は第7節の仙台も行っていた。
あの試合について書く気がしなくて放置しておいたのだが、
今回の記事をアップするにあたって失点シーンをビデオで見直してみた。
まず1失点目、現地ではオフサイドじゃねーかって大騒ぎだったんだが、
コマ送りで確認するとオフサイドではない。
微妙とかそういうレベルじゃなくて、断言できるレベルで。
ここではたとえオフサイドだと思っても笛が鳴るまではプレーを止めない、
というごく当たり前の指摘になるだろう。
観てた時はあまりにも東京のディフェンス陣がボールに反応していないので
大幅に飛び出たオフサイドなのかと思っていたが全然違う。
ディフェンス陣には猛省を促したい。
2失点目は、ボランチ2人のポジショニング。
バイタルエリアがぽっかり空いており、そこへ走り込んで来る関口に誰も付いていない。
危機を察知した石川がサイドから絞り込んでカバーしようとしているが
本来そこを埋めるべきボランチ2人のバランスの悪さと戻りの緩慢さが目に余る。
3失点目は使い古されているのであまり書きたくはないのだが、集中が欠けているとしか思えない。
クリアボールを拾われて再度前線にフィードされたボールへの反応が鈍いことこの上なく、
大げさに言えばぼけーっとしているように見える。
4失点目はボールが相手に相手にこぼれてやや不運な面があるが、
東京の選手が完全に足を止めてボールウオッチャーになっているのに対し
仙台の選手は常にボールの動きを予測し、ゴールへ向かってプレーしている。
結果、最後のシュートの場面では仙台の選手がどフリーになっている。
全失点を通して、仙台の選手に比べて東京の選手の反応の鈍さが目立つ。
それ以外にも単純なミスが多い。
以前に比べると格段にサッカーは洗練されてきたけど、
最後に勝敗を分けるのはボールへの執着心だと思うので
東京にはそれを忘れて欲しくないと思うのである。
さて清水戦だが、一番気になったのが、シーズン開始当初は非常に目立ち、
かつ効果的だった、くさびのボールの少なさだ。
くさびが入らず、相手守備ブロックの周りをぐーるぐーるぐーるぐーる回す様子は、
城福、大熊監督時代を思い出させる。
ボールは保持するけど、前への推進力のないサッカーである。
ちょっと歯車が狂って昔の悪癖が顔を出してしまったのだろうか。
ボールを受ける動きはあるので、主に入れる側の問題の気がする。
そして守備面では、やっぱり押し込んでいる時の相手カウンターへの対応だろう。
やられているのは頻度的には90分で1回か2回ということになるが、
そこを抑えないと勝てないわけだから。
この部分は攻撃よりも先に見直さないといけないかも知れない。