誇りです [ FC東京 ]
J2第5節 東京対北九州は2-0の快勝。
勝って本当に良かった。そして久々のひどい主審だった。
当ブログで折に触れ書いている通り、私はプロだから勝利が第一とは思っていない。
むしろプロだからこそ、勝利よりも内容が大事だと常々思っている。
よく何かの大会の予選は、内容はともかく勝つことが最優先と言われる。
まあわかりますよ言っていることは。
とは言え一方で、まあそうでもなくない?と思ってもいる。
しかし、今日の試合こそは内容はどうあれ、勝たなければならない試合だった。
元来私は自分で言うのも何だが、あまり怒るということがない。
自分で野球やサッカーをしていた時期もあったが、試合に臨んでも
勝ちたいと思いこそすれ、目の前の敵を倒すことに対しては闘志があまり沸いて来ない。
よく言えば温厚、悪く言えばヘタレなのである。
普段であれば、多少の不可解なレフェリングくらいなら
たとえ周りが大ブーイングでも、まあそういうこともあるよね、
とやや達観して捉えるのが常だ。
だが、相手のラフプレーは再三再四どころか、再五再六再七にわたって流し続け、
こちらは単に体のぶつかり合いがファウルを取られるとあっては、
さすがの私も激昂するに充分な理由だと言えるのではないだろうか。
ここまで激昂するなんて何年ぶりかというくらいのもんである。
相手のラフプレーを流し続け、こちらのファウルですらないプレーを執拗に取る主審。
調子に乗ってラフプレーを仕掛けてくる北九州。
そんな私でさえ激昂するほどのひどいレフェリングの中、
東京の選手達は冷静に、フェアに戦い、そして勝った。
最近の東京に対しては文句を言うことの方が多い私であるが、今日は手放しで褒めたい。
荒れ放題になってもおかしくないこんな試合で、彼らの戦いぶりは本当に賞賛に値する。
ここ数年来で今日ほど東京の選手達を誇りに思ったことはない。