土台がなければ一過性 [ FC東京 ]
J2第11節 東京対富山は1-0の勝利。
羽生様々の一撃で辛勝。
勝ったけど、内容は全く改善されていないので安心できない。
シュート数を見ると17本なんだが、とてもそんな感じはしない。
外れたら頭を抱えるような決定的チャンスに乏しいからだ。
勝てば今後の内容の改善につながるかも知れないけど、それは必要条件で十分条件じゃない。
土台がなければ一過性のもので終わるだけだ。
それにしても相手の守備ブロックの周りを無駄に回すパスが多い。
城福監督時代ほどじゃないにせよ。
城福監督は人もボールも動くサッカーを標榜してたけど、
結局実現されたのはボールを大事にし過ぎるサッカーだった。
ボールを大事にし過ぎるあまり、思い切ったプレーが出てこなくて
相手守備ブロックの周りをぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる回すだけの、
相手DFを崩すどころかただただ退屈な、ジーコが監督の時の日本代表みたいなサッカーになった。
一番の弊害だと個人的に思っているのが、せっかくカウンターで攻め込んだのに
(しかも中に人がいないわけでもないのに)ラストパスを入れずに後ろに戻すプレー。
言葉は悪いが馬鹿かと思うようなプレーがまだ抜けていない。
同じクロスを上げるにしても、DFが待ち構えているところに上げるのと、
準備が整っていないところに上げるのとでは大違いなのに、
わざわざ確率の低い方を選択する理屈が私には全くわからない。
城福監督に説明してもらいたいものだ。
バルセロナやアーセナルみたいにパス&ムーブで完全に相手を崩したシュートチャンスを作れるのならまあいい
(もったいないとは思うが)。
でも出来ないでしょ。実際出来てない。
そのボールを大事にし過ぎる誤った判断基準をまだ引きずってしまっているので、
だからいったんリセットするためにもドラスティックに戦い方を変えろと言っているんである。
”城福監督のサッカーは間違ってなかった。今まで培ってきたものを生かしつつ…”
なんて悠長なことを言ってたから降格したんじゃないのか。
ホント頼むよ。