代表スケール [ FC東京 ]
梶山がカタール国際遠征メンバーに選出されなかった。
もちろんケガが原因だが、やっぱり海外での経験を積んで欲しかった。
現在の東京には代表選手がかなりいる。
A代表には加地、土肥。
その予備軍として五輪代表だった石川、今野、茂庭。
そして来年のワールドユースに出場するU19代表の梶山、増嶋。
だがこの中で、これからの日本に欠くべからざる選手になるであろう
と私が大きな期待を持っている選手は梶山だけだったりする。
加地はサイドの選手として守備力、突破力、クロスの精度は代表レベルではないと思うし
土肥もセービングは代表クラスだが前に出る判断、フィードに難がある。
石川はスピードは一流だがドリブルテクニック、クロスやパスの精度に欠ける。
今野はボールを持った時の判断、扱いを磨く必要がある。
茂庭も1対1の強さはかなりあるが、メンタル面とやはりボールもったときの判断、扱いは期待出来ない。
増嶋の守備力はまだまだユースレベルだ。
梶山とてまだまだの選手だ。
一つ一つのプレーを大事に、常に最良の選択が出来るように判断力を鍛えなければならないし
身体能力はあまり高くないようなので、それを補うくらいの気迫を見せて欲しいと思う。
そして自分でも課題に挙げているように、守備力は先輩ボランチのプレーを研究して欲しい。
だが、J1の試合に出場して、まるでボールに好かれているかのようなボールキープ、
鋭いサイドチェンジとそれを可能にする視野、
一瞬どうやって撃ったのかわからないようなシュートやもの凄いゴラッソなど
たまに人を驚かせるようなプレー見せるあたり
あいまいな言い方だが、非常にスケールのでかさを感じさせる。
日本代表に満を持して送り出せるような選手になる最短の道があるとすれば、
それは国際経験を数多く積むことだと思う。
梶山はワールドユース出場権をかけたアジアユースを欠場した。
だからこそ、カタール国際には間に合って欲しかったのだが。
2005年は東京の梶山から日本の梶山になれるか。
ワールドユースでその答えが出る。