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ルーカスも、サイドのスピードも [ FC東京 ]

Jリーグ第8節名古屋戦は11で引き分け。

テレビ観戦した第一印象は、守備は安定してきた。
危ない場面はあるにはあった。しかしDFラインが崩されたと感じた印象は薄い。
失点の場面は明らかにハンドだし。
あれを見逃されるとは。
主審の位置によってははっきりわかったに違いない。
そういう意味では不運だった。

一方攻撃はかなり悪い。
ケリーがいないことでサイド渋滞は解消したが、前でボールが収まらないので
安易に裏を狙う、あるいは強引に中央突破を仕掛ける単調な攻撃に終始した。

そもそもサイドを使うという意識そのものが低い。
選手が中央に固まってしまったり、サイドに開いている選手がいるのにパスを出さなかったり。
後半25分に入った石川にボールがほとんど渡らなかったことも、それを示している。

昨年まで、東京のサッカーはプレッシングからの素早いカウンターを志向してきた。
原監督になってからより高いDFライン、プレッシング開始位置を目指し
アグレッシブなハーフカウンターを実現した(言葉の意味的には、
攻撃的と言うよりアグレッシブと言った方が正しいだろう)。
その象徴とも言えるのが、石川と戸田のスピード豊かなサイドハーフの存在だった。

ところが、現在私たちが目にするのは、
どちらかと言えばポゼッション、パッシングサッカーを志向するチームだ。
大きなサイドチェンジからサイドを突破、クロス、シュートというシーンはなりを潜めている。
この傾向は、憂太や梶山といった(東京らしくない)テクニックのある若手と、
何より、ルーカスの加入によるものが大きいだろう。

ルーカスのポストプレーは、加入当初と比較してだいぶうまくなった。
だが基本的に彼のプレースタイルは、柔らかいボールタッチを生かしたショートパスとドリブル突破。
ドリブルにしても石川の、スピードでスペースを切り裂くカウンターに適したものとは対照的に、
細かいタッチで密集地帯をこじ開ける中央突破型。

東京では1トップに位置する選手から、チーム全体が受ける影響は大きい。
ポジションの持つ意味的にも、戦力的にも、それは言える。
だからルーカスの特徴に引きずられるのは致し方ない。
だが、サイドを有効に使うというチーム内コンセンサスをうまく取れば、
ルーカスを生かしつつ、サイドのスピードも殺さないサッカーもできるはずだ。
原監督の軌道修正の手腕に期待したい。

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