アジア再編 [ その他サッカー ]
サポティスタに紹介されていた”オセアニア問題”に対するひとつの回答。
オセアニアのチームの処遇はどうすればいいのか……?
大陸連盟のあり方は早急に再編されるべきなのだろう。オセアニアは、オーストラリアや東アジア、東南アジアとともに新連盟を組織し、西アジアは独立させる。アジア(AFC)の最大の問題は、地理的に東西に伸びており、5時間以上の時差があるという点にある。東アジアからオセアニアを含めた新連盟(仮称・太平洋連盟)と西アジア連盟に分割することで、アジアの大問題もオセアニア諸国の居場所という問題も、同時に解決できると思うのだが……。なるほど、合理的。
これならついこの間も問題になった五輪予選最終節のような事態は起きない。
ライバル国の結果を知ってから戦えるなんて不公平過ぎる。
結局最終節前にカタールがサウジに負けて問題そのものが消滅したから良かったが、
これで結果的に五輪に出場出来ないなんてことになってたら目も当てられない。
宇都宮徹壱の言うこともわかる。
ワイタケレの終盤での戦いぶりは確かに判官びいきの私からすると心動かされるものがあった。
が、”外界(=世界)との接点”は新設環太平洋連盟によって創成されるからそれで代替したい。
クラブワールドカップはクラブの頂点を決める大会だ。
ボトムアップは別の機会に譲った方が大会の意義に沿うと思うわけである。
FIFAとしても、本来オセアニアのオーストラリアがアジア入りしたことで
オセアニアの抱える問題を認識しているはずだ。
そしてオーストラリアが抜けたことで、オセアニア全体のレベルが著しく低下したことも。
そこで元々地理的な問題を抱えるアジアを解体し、オセアニアも合わせて再編するというこの案は
なかなか良い解決策だと思う。
結構大掛かりな変更になるが、オーストラリアのアジア入りを認めるくらいだから、
これくらい柔軟な対応も出来そうだけど。
実況とドドンがドンドン [ その他サッカー ]
クラブワールドカップ 浦和対ミランは仕事で帰って来れず。
後半半ば過ぎ、ミランが既に先制した後からTVで観始めた。
試合については書けないので雑談を。
クラブワールドカップは何試合か観てるけど、日テレの実況はホントひどい。
あの原稿を読み上げてるような口調は何とかならんのか。
サッカー中継をしつけていないのと、サッカーに対する知識がないことで
アナウンサー本人にも自信がないのだろう。
スタッフが用意してくれたデータを読み上げるのと、
解説に話を振るのと、目に入って来るものをしゃべり続けるかしていないと
間が持たせられないと無意識に思っているのではないだろうか。
それでひっきりなしにしゃべる。
でも追われるようにしゃべっているのでメリハリをつけることが出来ない。
だからあんな一本調子になるんじゃないか。
サッカーの中継慣れ不足はアナウンサーの責任ではないが、
せめて勉強くらい普段からしといてよ、プロなんだから。
それも無理な注文か。
あと浦和。
前から気になっていたが、うらーわレッズ ドドンがドンドンというあのコール、
前半部と後半部のリズムの違いは何なのだろう。
うらーわレッズの部分はドドンがドンドンに比べて倍くらい速い。
レッズサポは気にならないのかな。
あるいはあれだけ人数が多くなるともう統制がきかないとか。
東京も、チャッチャッチャチャチャ チャチャチャチャ東京!には
リズムを合わせるのに苦労していた時期があった。
またトーキョダダダ トーキョダダダも昔に比べると相当速くなっている。
それからすると、コールというのは段々と速くなる傾向にはあるのだろう。
でも少なくともトーキョとダダダの間にはリズムの違いはない。
リズムのズレはレッズだけじゃないかも知れないけど、
あまり他のサポのコールで気になったことはない。
私が気付いていないだけかも知れんが。
まぁレッズサポがあれでいいんなら、他サポがケチを付けるようなことではないので
どうでもいいっちゃいいんだが。
Only You [ その他サッカー ]
91年から17年間所属し、来シーズン限りでの現役引退を表明している
サンパウロFC GKロジェリオ・セニの言葉。
先日放送されたNHK BS「世界のサッカー情報」から。
ずっとずっとサンパウロFCだけを愛してきました。
私にとっては信仰する宗教以上のものです。
私の人生、私の全てなのです。
方針転換を迫られた時 [ 女子サッカー ]
なでしこジャパン佐々木新監督就任会見
やはり注目すべき点ははここ。
欧米のチームに対してわれわれのスペシャルなところで戦ってきましたが、相手の良さを消すための部分も、もっと今の女子の選手たちはできる。そういったところを彼女たちに注入して取り組んでいけば、絶対に欧米のチームに対しても、現在の力でもっとできると自負しています。なるほど、そうきたか。
以下は想像の域を出ないが、おそらくターニングポイントはワールドカップのドイツ戦だろう。
それまで体格の良い強豪と当たった時のなでしこジャパンは、
相手からのプレッシャーに負け、精神的なもろさを見せて
力を発揮出来ないまま自滅するパターンが多かった。
ところが前述のドイツ戦では、プレッシャーに負けることなく自分達のサッカーを出すことができた。
しかしスコアは0-2。
それまでパスサッカーを追求してきたなでしこジャパンが自分の力を発揮して
良い内容だったにも関わらず、ドイツには勝てなかったという事実を受け止めた時、
推進してきた路線を変更しなければならないと大橋前監督は思い至ったのではないだろうか。
少なくとも北京五輪までの強化策としては。
長期的にはなんらかのやりようはあるんじゃないかと思うが、
方針転換を迫られ、そしてそれが自らの本来的な意図とはそぐわなかったことが、
大橋前監督退任の理由かも知れない。
原動力 [ FC東京 ]
城福新監督就任が正式発表
U17代表での実績は申し分ないどころか、小野稲本高原のいた世代と比肩する歴代最高である。
内容も含めて比べれば城福U17の方が上回っている。
だがやはり心配なのは、トップチームでの監督、コーチの経験がないこと。
監督経験はユース年代だけ、しかも代表のみ、というのは不安である。
優秀だとは思うので、段階的にステップアップさせた方がいいんじゃないのと思う反面、
46才と決して若くはないので時間をかけてもいられないかとも思う。
でも城福監督個人のことはちょっと横へ置いておいて、
上記のような心配を抱かせるのはクラブの判断としてどうなんだと思う。
トップチームでの経験なしに内部昇格させるというのは、他に良い監督を探す努力をしたんかい
と、安易に感じられるからだ。
なんて上記のようなことは思いつつも、基本的には私は期待している。
振り返ってみれば原監督が最初に就任した時も不安いっぱいだったわけだし。
原監督が原動力となってクラブに好循環が生まれたように、
城福監督が原動力となって好循環を取り戻してくれれば。
最終節にふさわしい試合 [ 女子サッカー ]
なでしこリーグディビジョン1 第21節 ベレーザ対浦和。
風は冷たいものの晴天に恵まれた夢の島陸上競技場での最終節。
拮抗した試合は引き分けで終わり、ベレーザが3連覇を果たした。
試合開始30分前に到着したが、既にあらかた席が埋まっている。
それもそのはず、その時点でマッチデイが全てハケてしまっていてもらえないくらいだったから。
おそらく観客数は1000人弱であろう。
メインスタンド中央付近にのんびり座って観ようと思っていたのに当てが外れた私は、
ベレーザサポーターのいるホーム側ゴールを真正面に見据える位置へ。
するとベレーザサポが最前列の手すりに固定したフラッグに遮られて視界が悪いことこの上ない。
こりゃあかん。
さらにスタンドの端に行けば空いているが、そんな観にくい場所で観戦するのもしゃくだったので
結局、スタンド中央部の席の後ろで立観することにした。
それから前から気付いていたが、女子の試合になるとカメラを構えている男が
やたら多いのは気のせいだろうか。
東京の試合はゴール裏にいるので、メインスタンドの様子は知らないんだけれども。
今日も、私の隣にいたおっちゃんは片時もファインダーから目をそらさず、
明らかに試合を観るというより写真を撮ることに専念している。
そういう輩が目立つんだよなぁ。
それはさておき。
立ち上がり、浦和が湯気の立ち上るような熱いプレーを見せる。
ボールを持つ時間は長くはないが、浦和は2人3人と人数をかける出足鋭い寄せや
スライディングタックルなど気迫みなぎるプレーでベレーザを圧倒、ペースを奪った。
そしてその流れの中、浦和の柳田が見事な先制点を決める。
左サイド深く切り込んだところからマイナスに戻ってきたボールを
遠目の位置にも関わらず思いっきりぶっ叩いた柳田のシュートはゴール右上隅に突き刺さった。
浦和イレブンの気迫がボールに乗り移ったかのような素晴らしいゴール。
立ち上がりから押されるままに先制を奪われてしまったベレーザは苦しい展開。
だがベレーザにあわてる様子は全くなく、
浦和のプレッシャーの厳しさに苦戦してややパスミスが目立つものの、
冷静にパスを回す姿勢は変わらない。
そのうち、ベレーザの選手が浦和のプレッシャーに慣れてきたのか、
浦和の出足がやや鈍ってきたのか、
ベレーザは落ち着いたキープからフィールドいっぱいにボールを動かす
大きな展開が出るようになってきた。
この辺りはさすがである。
そしてベレーザのボール支配の続いていた後半、試合が動く。
今日は左から永里、大野、荒川をトップに据えた4-3-3だったベレーザが、
荒川を下げて伊藤を入れ、永里と大野の2トップになってまだ間もない時間。
ベレーザのシュートからボールがゴール右、ペナルティエリアの角あたりにフリーでいた小林に渡り、
冷静に放たれたボールはゴールネットを揺すった。
この同点弾はシステム変更が間接的に功を奏している。
小林は伊藤INによって中盤が4人になると同時に
ダブルボランチの一角から右サイドへポジションを移しており、
同点に追いつく得点機会にペナルティエリア付近右サイドの位置にいたのは
このポジション変更があったからだった。
その後は一進一退で進み試合終了。
ベレーザは勝利では飾れなかったが3連覇を決めた。
浦和の厳しいプレッシャーをかいくぐって技巧的な試合を見せるベレーザもすごいが、
それ以上に浦和の奮闘ぶりの目立つ、シーズンを締めくくるのにふさわしい試合だった。
シュートをどこから撃つか [ FC東京 ]
BS1でのサッカー中継3連チャン、第三弾は天皇杯5回戦 東京対鳥栖。
第一弾がホンダ対名古屋で、ホンダが2-0で快勝した試合。
4回戦の清水対明治大学戦といい、NHKはあわやを含め、アップセットを嗅ぎ分ける鼻がある
(4年前の横浜対市立船橋戦もあったし)。
ホンダ対名古屋は名古屋がボールを支配し、
ホンダのカウンター一閃(いや二閃か)という試合だったが、
東京は、立ち上がりこそ攻め込んだがすぐに押し返され、しかも先制を許すという、
観ている方が苛立つような展開。
NHKまたもアップセット的中かと。
結局梶山の強烈ミドルと平山のゴールで試合には勝つが、
ハーフタイムでの解説山本昌邦の言葉がこの試合を物語っている。
鳥栖は相手DFの背後を取って、DFの背後からシュートを撃てている。
東京は相手DFの背後は取れていない。シュートはDFの前からしか撃てていない。
この解説の後に決まる平山の逆転ゴールもそう。
さらに言うなら、今シーズン通しての東京の姿である。
まぁしかし勝てたので楽しみが増えた。
次も勝ってくれたら、静岡には行くよん。
アウェイでの戦い方 [ Jリーグ ]
今日は午後からBS1でサッカー中継3連チャン。
その第二弾、J1・J2入れ替え戦 第2戦 広島対京都は0-0に終わり、京都がJ1昇格を決めた。
大方の予想通り、広島が攻め、京都が守る展開。
広島の執拗にサイドを使った攻撃を京都が跳ね返し続けるという印象の試合だった。
なんとなく広島の戦いぶりをみていて、東京に似ているな、と思った。
速攻を生かせなかった時は京都の守備ブロックの周りをボール回しして、
むりくりサイドをこじ開けようとするところが。
縦のポジションチェンジは東京より若干多いけど。
この試合ではうまいことスペースを消されてたのかどうか、
佐藤が序盤の駒野からのピンポイントクロス以外はほとんど目立たなかった。
ウェズレイも途中交代してたように調子の良さは感じられなかったし。
リーグ戦で16位だったのも、入れ替え戦で1点止まりだったのも、
2トップの不調が大きく響いた結果となった。
広島は、第1戦の京都ホームの試合でもっと攻撃的に行くべきだったかも知れない。
最近のUEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメントを観ていると、
アウェイのチームが攻撃的に出て来ることが意外にある。
アウェイゴールの方が重みがあるのでアウェイのチームはアウェイゴールが欲しいし、
逆にホームチームは相手にゴールを許すのが怖い。
従ってアウェイチームが攻めてホームチームが守るという逆転現象が起きる。
この現象はしかし、ルールの特性を考えると当然の帰結だとも言える。
これはUCL全体の傾向というまでには至っていないが、
ホームチームが攻めてアウェイチームが守るというひと昔前の図式は、
確実にその割合を減らしている。
この試合の後半半ば以降のように、サイドからクロス、中央で京都DFが跳ね返す、
というような型に完全にはまってしまったら今の攻撃陣の調子では得点は難しいのだから、
その前の段階のどこかで攻勢をかけて得点したかった。
いずれにせよ広島は再び降格を喫してしまった。
優秀な選手をコンスタントに輩出するユース上がりの期待の若手がJ2で戦うにせよ、
あるいは他のチームに引き抜かれるにせよ、眼前には悲しい現実が待っている。
追記
広島 久保允誉社長のコメント
サポティスタで紹介されていたので見に行ったが、なんだこれ。
非常に残念な結果になりました。私自身皆さんご承知のとおり家電業界は激烈な競争をしており、私は親会社でその真っ只中におります。そんな中で今年広島はトップが不在でした。連敗のときにどこまで手が打てたかと反省しています。社長が親会社の経営状況を降格の言い訳にする。
そんなに”本業”が忙しいなら”副業”で社長なんぞやるなって話だし、
たとえそうであってもそれを言い訳にすんなプロなら。
まったくひどい話だ。
これじゃあ選手もスタッフもサポーターも浮かばれない。