女子代表も体張ってます。 [ 女子サッカー ]
女子代表の荒川がアフロに。笑えるので是非ご覧ください。
スポニチの記事もおもしろい。
タイトルから「アフロ荒川 プレーでも爆発だ」
本文でも
黒髪アフロの荒川が前線で威圧できれば、それは日本のメダル獲得をも意味するのだ。
笑いこらえるので集中力を削げるかも知れないけど、威圧は無理だと思う。
しかし確信犯だな荒川は。
五輪最終予選時にも取り上げたJ's GOALのメンバー紹介も未見の方は是非。
荒川が不思議な雰囲気醸し出してます。
稲城”遠征” [ 女子サッカー ]
稲城中央公園総合グラウンドの最寄り駅、稲城駅まで経路探索したら、
乗り換え含めて所要時間10数分だった。
何だ近いじゃん。自転車で行けるんじゃねーか。
地図を広げてみると、多摩川の土手上のサイクリングロードを使えばすんなり行ける。
てことで、日曜の昼にのんきにサイクリングとしゃれ込むことにした。
しかし、気勢はのっけから殺がれた。
調布の花火大会のおかげで、サイクリングロードが封鎖されているのである。
仕方なく一般道を行く。サイクリング気分が早くも台無しである。
府中・調布方面から稲城市に行く場合、是政橋で多摩川を渡る必要がある。
その是政橋を渡りだしたはいいが、これが一向に進まない。
強い南風が真正面から吹いてきているのである。
しかも体調を崩して、ここ2ヶ月ほど全く運動していない私の体力はガタ落ち。
こっちが必死こいて自転車漕いでいるのに20台と思しき女性に余裕で抜かれたのは、
はっきり言って笑えなかった。
是政橋を何とか渡りきり、JR南武線南多摩駅付近までやって来た。
ここから稲城中央公園まではもうすぐである。
しかし、今回の稲城”遠征”最後にして最大の難関が待ち受けていた。
上り坂である。しかも長い。
稲城中央公園が丘の上にあるなんて聞いていなかった。
誰か最初に言ってくれ。
時刻は12時50分。暑い。長い上り坂。強い向かい風。
地獄だった。
私の体感での測定結果は以下の通り。
気温:オランダ
上り坂傾斜角:フランス
向かい風風力:ブラジル
戦ったことあるのかというツッコミは無しである。
強敵を何とか突破したものの、
既に試合開始されている総合グラウンドに着いた頃にはもうヘロヘロ。
あえて言う、稲城中央公園へ行く時、自転車はお勧めできない。
試合は荒川のゴールにより、日テレが10の勝利。
五輪前とは思えぬ激しい試合だった。
Jリーグ同様、Lリーグに通うには特定のチームに対する思い入れが必要であろう。
その点、技巧派集団日テレより、足を攣らせながら最後までゴールを狙った大谷、
最初はボランチ、後半途中から右サイドで守備に攻撃にフル回転した川上に象徴される
部活サッカーTASAKIの方が私の好みである。
いま日本の女子サッカーは、過渡期に来ている。
いや元々、Lリーグが世界最強と言われていた頃でさえ、安定などしていなかったのかも知れない。
これから女子サッカーがどうなっていくのか、課題は多い。
だが現場には、未来を信じる力が漲っている。
Lは頂上決戦 [ 女子サッカー ]
いよいよ明日25日はLリーグ第7節日テレ対TASAKIの試合である。
昨年の覇者TASAKIは前々節でさいたまレイナスに負けてしまい、3位と順位を落としている。
試合のプレビューは2002Worldの記事「いよいよL・リーグ頂上決戦。」が良い。
観戦歴は浅いものの女子代表については実際にスタジアムへ足を運び、
当ブログでいろいろ書いてる私も、代表の基盤となるLリーグの観戦は今回が初めてである。
聞くところによると選手と観客の心理的距離が非常に近いらしい。
どんな感じなのだろうか。
稲城中央公園総合グラウンドへの行き方はここのページに詳しい。
なかなか懇切丁寧に説明してくれているので、
もし私と同様に、初めて訪れようと考えている人にはお勧めである。
そして気をつけたいのがこの天気。
現時点での予報は曇時々晴となっており炎天下での試合ではなさそうだが、
試合開始は真昼間の13:00。帽子は必携だ。
いろいろ事情があるとは思うが、そんな中でプレーする選手は大変だ。
大会日程を見てみると、10:15キックオフとかいう試合があったりする。
明日もどんな試合になるのか。
非常に楽しみである。
全力疾走 [ 女子サッカー ]
女子代表 アテネ五輪、キリンチャレンジカップメンバー発表。
それを伝えるスポナビ(文:共同通信社)の記事。
「行け、なでしこジャパン メダルへ全力疾走」
タイトルからいい。
内容も、ペンに込めた筆者の熱さが伝わってくるような、いい記事だと思う。
女子代表は男子と違い、エースの沢穂希選手(25)のほかは全員がアマチュア。
「サッカーが好き」。それだけでここまで来た。働きながら、学校に行きながら。
「漏れた仲間の分も頑張りたい」。小林弥生選手(22)は力を込めた。
胸打たれまくりである。
最後に、7/8付ブログで取り上げた「日経WOMAN 8月号」から、川上選手の言葉。
利口な生き方じゃないかもしれない。でも、ピッチに立ったときの感動は
普通の女の子の生活を送っていたら、味わえなかったことだよね
確かに利口な生き方じゃないかもしれない。でも川上選手に伝えてあげたい。
あなたたちのプレーで、たくさんの人が勇気づけられていることを。
エール [ 女子サッカー ]
7/7に発売になった「日経WOMAN 8月号」を買って来た。
女子日本代表に関する記事”どん底からアテネまでの1764日”を読みたかったからだが
私のようなおじさんが、書店の女性誌コーナーで立ち読みするのはつらい。
1軒目に入った駅前の本屋では、女性誌コーナーを横目で見つつ素通りして、
そのまま出て来てしまった。
わざわざやや離れた人気のない本屋で買って来た次第。
それはさて置き。
あらためて女子サッカーの置かれた状況が過酷なものであると知る。
現在Lリーグの中で企業の支援を受けているのは、TASAKIとYKKだけなのだ。
それ以外はクラブチームで、遠征費はもちろん、
生活費からして自分で稼ぐ手段を見つけなければならない。
プロサッカー選手なんて澤だけだ。
正規の社員・職員と学生を除いた日本代表選手を列挙してみよう。
(五輪予選、米国遠征時のもの。日経WOMANからの抜粋)
GK 小野寺志保 ヴェルディアルバイト(グッズ販売)
DF 山岸靖代 プリマハム準社員(工場勤務)
MF 宮本ともみ 専業主婦
MF 酒井興恵 ヴェルディアルバイト(広報)
MF 小林弥生 接骨院アルバイト(事務)
FW 荒川恵理子 西友アルバイト(レジ打ち)
日本代表2トップの一人、荒川選手が西友でレジ打ちである。
この状況は、99年のシドニー五輪予選敗退から始まっているという。
89年に始まり、一時は世界最高峰を誇ったLリーグは、不況のあおりも受け
日興證券、プリマハム、松下、OKIなどの廃部によって衰退の一途をたどる。
「まさか、ここまで見放されるとは」
後から事の重大さに気付いた選手もいたようだ。
”どん底”に追い込まれ、もはや崖っぷちでさえなくなってしまった女子サッカー。
「地方から出てきて、「サッカーが好きだから」と、日夜仕事と練習という過酷な状況で頑張っている子たちが
チームメイトに大勢いる。彼女たちのためにも私たちが今できることは、勝つことだけ」(山郷のぞみ)
そんな思いで、女子サッカーの未来という重い十字架を背負って戦う女子代表。
アテネでの健闘を、心から祈っている。
追記
女子サッカーの伝説の1ページとなったあの北朝鮮戦の再放送がBS朝日である。
永久保存すべし。
7/12(月)21:00
サッカー・アテネ五輪アジア地区女子最終予選
「北朝鮮×日本」
嗚呼、まず間違いなく行けない [ 女子サッカー ]
五輪代表壮行試合の日程が発表されたが、なんで平日やねん。
女子代表の試合が16時30分からって、どういうことよセニョール!
女子サッカーの普及は単なるおんどれのタテマエか!
と、思ったら上田監督が「(本番と)同じ暑い時間にやってもらいたい」と希望したとか。
そ、そうだったの。
でも待てよ。休日の昼間じゃダメだったのか?
やっぱり日程的な問題か。
嗚呼、まず間違いなく行けない。残念至極。
芽生え [ 女子サッカー ]
Lリーグ開幕。
私の好きな大谷選手はTASAKIペルーレFC所属。
田崎真珠の所在地が神戸市であるために、TASAKIのホームゲームは兵庫県で行われる。
従って大谷選手を生観戦する機会は非常に少ない。
首都圏で開催されるのは日テレベレーザ、さいたまレイナスと対戦する2試合だけ。
7/25(日) 日テレベレーザ − TASAKIペルーレFC 稲城中央公園総合グランド
10/17(日) さいたまレイナス − TASAKIペルーレFC 駒場スタジアム
こうして日程をチェックしていると、サッカーを観始めたドーハの頃を思い出す。
当時地元にJリーグのクラブがなかった私の主な興味の対象は、日本代表だった。
地元にJクラブが誕生してから、次第にFC東京へと移って行った。
そして今また、女子代表を入り口として、Lリーグへの扉を開こうとしている。
女子代表は、女子サッカーの未来という、
華奢な彼女たちが背負うにはあまりにも大きいものを背中にしながら大きな飛躍を果たした。
少しでも光明が感じられる未来を渇望するハングリーさがそこにはあった。
それこそが、現在の男子代表にはない、11年前の私のような人間を
継続的にスタジアムへ通うサポーターへと引き込む力の源なのである。
マスコミのバックアップ [ 女子サッカー ]
素人臭い実況で評価を下げ続ける民放。
若いスター選手とお涙頂戴を好み、感動的なドラマを演出するスポーツマスコミ。
ジャーナリズムとは程遠いセンセーショナリズム。
サッカー報道に対するイメージはだいたいこんなもの。
だが、先に行われた女子代表の五輪最終予選では、マスコミも一丸となって協力していたようだ。
長期間の取材を通じて「一緒に戦おう!」というムードが醸成されていた。戦術面・選手の体調面など、対戦相手が
手に入れたい情報については、ほとんど外に漏らさなかった。試合直前に使うモチベーションアップ音楽素材の編集や
提供など、一般のファンには見えない部分でも、彼らは絶え間なくチームのバックアップをした。メディアの支援体制は、
危うい均衡を保った天秤を日本サイドに傾ける分銅のひとつだった。
わずかでも天秤を傾けることに尽力した彼らは、声高に自らをアピールすることはない。
私たちの知らないところで協力を惜しまないジャーナリストたちがいる。
その存在に光が当たることは、これからもあまりないだろう。
サッカー界は、そんな一人一人によっても支えられている。