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足でやるバスケ [ その他サッカー ]

AFCフットサル選手権日本2007決勝 日本対イランをBS朝日で観戦。
完敗だった。

たまたまTV観戦しただけの門外漢が、
賞賛以外の声を投げかけるのは気が引けるので試合内容ではないことを。

門外漢と感じたことにも通じるのだが、今回ブラウン管越しながら
初めてトップレベルのフットサルを観戦して得られたのは、
サッカーとは別物という発見だった。

自分でサッカーやフットサルをやっていた頃の感覚としては
サッカーのミニチュア版としてフットサルを捉えていたが、
むしろ足でやるバスケと言った方が近い。

最近ロナウジーニョやロナウドの活躍によって
サッカーの入り口としてのフットサルが脚光を浴びるようになっているが
これはほんの一握りの特殊な場合で、あまり一般化すべき例ではないと思う。

フットサルにはそのピッチの広さ、人数、ボールに応じた
トラップ、キック、体の使い方、視野の確保の仕方、個人戦術があるわけで
それで基本を固めてしまうとサッカーで通用しない。
特にピッチの広さと、視野の確保方法の違いは致命的である、というのが個人的な感想だ。

でもだからと言ってフットサルというスポーツを否定する気など毛頭なく、
手軽に楽しめるサッカーとしてのフットサルは素晴らしいスポーツだと思う。
そんなこと私があらためて書くことでもなんでもないが。

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風格 [ その他サッカー ]

プレミアリーグ第36週 エバートン対マンチェスターUをTV観戦。

この一戦、試合前に4月25日に急逝したアラン ボールの追悼が行われた。
黙とうではなく、拍手に包まれる中天国に召されたアラン ボールだったが、
ピッチ上に参列したエバートン会長(?)の悲しみを押し殺したような表情が印象的だった。

アラン ボールはエバートンに5年間在籍、
グディソンパークはアラン ボールを追悼する横断幕やフラッグで覆われ、
サポーターの歓声もひときわ大きく聞こえる。

そんな中、エバートンイレブンは彼に勝利を捧げること、
そしてUEFA杯圏内を確保することを目指し、強いモチベーションでマンUに挑んだ。

序盤は、みなぎる気合いが背中から立ち上っているかのようなエバートンが押しまくり、
その勢いのままFKから先制。
何の気なしに観始めた私だったが、この頃にはスタジアムの雰囲気と
エバートンの選手たちの決意あふれるプレーに圧倒され、点が決まった時にはガッツポーズをしていた。

しかし、マンUも先制されても慌てることなく落ち着いたプレーを見せ、
丁寧にパスをつないでエバートンの勢いを削ぎ、徐々に盛り返し始める。
後半開始早々の出合い頭のような失点で2点のリードを許す状況下でもそれは変わらず、
やがて試合は完全なマンUペースに。

そして、終わってみればマンUが2点のビハインドを跳ね返して4-2の勝利を収めた。
エバートンの4失点のうち2点がミスから、1点がオウンゴールだったが、
残念ながら試合全体の内容からは妥当な結果だったと思う。

それにしても、試合終了直前で決勝点を決めたUCLミラン戦といい、
このエバートン戦といい、マンUのメンタルの強さには驚く
(さらに、1点リードの場面でプレミア初出場の選手を投入するファーガソン采配にも、
その新人が4点目を決めてしまうことにも驚く)。

モチベーション最高潮の相手に2点を先行されながら、
落ち着いて自分達のサッカーをすることで試合の流れを引き寄せ、勝利を掴むその姿には、
自らのプレーとサッカーに対する絶対的な自信に加え、既にして王者の風格が漂う。

確かに、今シーズンはマンチェスターUのシーズンになるのかも知れない、
そう思わされる試合だった。

電光石火のカカ [ その他サッカー ]

ルーニーはすごいが、カカもすごい。
先週のUEFAチャンピオンズリーグの準決勝1stレグ マンチェスターU対ACミランでのカカの2発。

電光石火のカカ

2点目のゴールは何となくカッサーノのバーリ時代の伝説のゴールを彷彿とさせる。

Cassano Bari - Inter

まさに”ひとりでなんとかしてしまう男”カカである。
息詰まってはいたが”熱戦”ではなかったもうひとつの準決勝 チェルシー対リヴァプールとは違い、
ガツっとお互いがぶつかり合ったマンU対ミラン。
2ndレグが楽しみである。
(うちは会社自体が休みなんでね)

魅惑のショートパスカウンター [ その他サッカー ]

昨日はチャンピオンズリーグ準々決勝 ローマ対マンチェスターUをTVで観た。

最近のローマはなかなかいいという噂は耳にしていたが、
イタリアのサッカーはつまらないという強固な偏見を持っている私は、
スカパーの契約上、セリエAを観るのに何の問題もないにも関わらず全く観ていなかった。

試合前のトッティのこの発言
イングランドのサッカーは大嫌いだ
に至っては、何言ってやがるという感じだ。

だが、この試合を観て、なるほどと思った。
ただ私の場合、巷でよく言われているシステム論ではなく、カウンターの撃ち方がについてである。

別にローマが最初というわけではなかろうが、ショートパスをつないでカウンターを撃つ。
普通カウンターは2、3人でミドル、ロングレンジのパスを使って速く相手ゴールに迫ることが多いが、
4、5人ショートパスを1タッチ2タッチで回してカウンターを撃つ。

このシーンでは4人が絡んでシュートまで行っている。
シュートは遠目の位置からではあるが、他にも選択肢がいくつもあり、
味方の上がりが遅いからと仕方なく撃ったシュートではない。

この試合では回数は少なかったが、なるほどとこりゃ評判になるわと思った。
特にローマなんて、(偏見も混じっているかも知れないが)少し前まで
デルベッキオやカッサーノ、トッティなんかの2、3人でロングボール頼むぞサッカー
だったという印象が強いので尚更だった。

さらに、現監督のスパレッティは名波がベネチアにいた時の監督だが、
この人今まで私の中では”降格請負人”だった。
98-99シーズンのサンプドリア、99-00シーズンのベネチアと
2シーズン続けて降格させた監督をよく起用するなと思っていたその監督があれだから驚きだ。

これからはセリエのローマの試合を観よう。
180度考えが変わった試合だった。

相手はUCL [ その他サッカー ]

日本の(というより日本サッカー協会とトヨタ、そして日本テレビの、か)悲願だった
クラブワールドカップの開催国枠が認められた
どうやら、最初にオセアニア代表と開催国クラブが戦う(逆シードとでも言うべきか)
木村浩嗣が望んでいた対戦形式になりそうだ(ホーム&アウェイではないが)。

まぁこの”純然たる商業主義”によって大会は盛り上がるだろう。
だが、木村も含めてクラブワールドカップに関する言説の中で常に言われているのだが、
私は同意しないことがひとつある。
それは、回数を重ねて行く毎に大会権威が上がって行くという論だ。

私がこれに同意しない理由は、末期のトヨタカップ観戦という実体験に負う所が大きい。
2001年に行われた第22回トヨタカップ バイエルン ミュンヘン対ボカ ジュニアーズの一戦である。
リンク先のコラムで戸塚啓も酷評しているが、彼が触れていない面、
それが試合をつまらなくした最大の原因である。

トヨタカップをつまらなくした最大の原因とは、単純明快、欧州代表にやる気がない、ということである。
欧州代表にしてみれば、ヨーロッパチャンピオンがすなわちワールドチャンピオンなのだ。
はるばるアジアの辺境までやって来て、あらためてトヨタカップなぞを戦う必要はない。
彼らの中ではUEFAチャンピオンズリーグで完結しているのだ。
やる気のなさはプレーぶりを観れば一目瞭然である。

それでも南米チャンピオンの方はモチベーションが高いから、
結果としてそれなりの試合になるのが末期トヨタカップでは常態化していたが、
この試合ではボカが退場者を出してしまった。
しかも前半のうちに。

それからの観戦はもはや苦痛でしかなかった。
最大の得点源を失ったボカは消極的なプレーに堕し、
元よりバイエルンはコンディション最悪な上にモチベーションは下がりきっているから、
いい試合など望むべくもない。
12月の寒風吹きすさぶ中(しかもナイトゲーム!)延長に突入した時には、
心底勘弁してくれと思ったものだ。

この試合では南米代表に退場者が出たため、極端に問題があらわになったが、
トヨタカップにしても、クラブワールドカップにしても、大会権威の上昇を阻害する要因は同じ、
UEFAチャンピオンズリーグである。
それはトヨタカップの権威がチャンピオンズリーグの隆盛と反比例して下降してきた事実を見れば明らかだ。

現在のようにチャンピオンズリーグが世界最高の大会として君臨する以上、
クラブワールドカップの権威が末期トヨタカップよりも上がることはあり得ない。
欧州サッカー全体の凋落という、世界のサッカー勢力図の大転換が起きない限り。

もちろん絶対に起きないとは言えない。
だが、何十年先になるかわからない、その程度のレベルの話である。
回数を重ねる毎に大会権威の上昇を期待するのは、現実を直視しない楽観論にしか思えない。

よろピく [ その他サッカー ]

ナビ杯磐田戦は現地行ってないしテレビも観られないのでまるで関係ない記事を。
先日ウイイレの日常生活サッカー化宣言を紹介したが、その時
”スカパーだかJ Sportsだかでやっている似たようなCM”に触れた。
それをご紹介。
まぁスカパー入ってる人なら皆知ってるだろうけど。


Life is Football

今回初めて気がついたがこのCM、企業名が出て来ない。
スカパーとも、J Sportsとも何とも出て来ないのだ。
最後にただ”Life is Football”という文字が浮かび上がるだけ。

前にも書いたけど私のお気に入りは
「壁は4枚!」
若干下ネタ入ってるけど(笑

話を広げると、こういう、物事を見つめる視点を少し変えてみる
発想の出発点を変えてみるってのは大事だってわかってるけど、なかなか出来ない。
人は、いったん確立した自分の思考回路を変えるのに抵抗を感じるからだ。

それでも自分と違う物の見方感じ方ってのはそれこそ人の数と同じだけあって、
それはブログを見て回ってみるとよくわかる。
同じサッカーの試合を同じような場所から見てるのに、
ある人は良かったと言い、ある人はダメだと言い、そして私は原監督をけなす(笑

何が言いたいかって言うと、今後とも当ブログをよろしくってことで。

アウェイでクリアからワンタッチパス [ その他サッカー ]

ウイニングイレブンのCMがおもしろい。
人生はサッカーだ。日常生活サッカー化宣言
最高です。
登場人物相関図もあわせてみるとおもしろい。

好きなのは、
ワンタッチパス編
クリア編
アウェイ編

スカパーだかJ Sportsだかでやっている似たようなCMもいい。
トイレで「壁は4枚!」とかね。
ひょっとしたらウイニングイレブンのCMはこのCMからヒントを得て作られたのかも知れない。

懐 [ その他サッカー ]

ここまで全面的に謝罪するのは珍しい。
欧州チャンピオンズリーグ バレンシア対インテル戦で起きた乱闘事件の渦中にいた
ダビド・ナバーロの謝罪である。

人は過ちを犯すものだ。
それをどうリカバーするかに人間が問われるが、リカバーを受け入れる側にも同じ問いが突きつけられる。


サッカーはミスのスポーツだ。
なんたって足でボールを扱うのだから。

最近スタジアムでサッカーを観戦していると、ちょっとしたミスに苛立ったりブーイングしたりするのを見る。
もちろんプロだからイージーなミス、そしてその連発はして欲しくはないが、
性急にミスをあげつらうのは、はっきり言って聞き苦しい。

少しのミスは軽く受け流し、リカバーを受け入れる懐の深さを持っていたいものだ。



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