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ギリシャ(パナシナイコス)サポ [ その他サッカー ]

欧州選手権決勝で乱入した糞野郎はスペインでは有名らしい(fromサポティスタ)。
それはさて置き、私は割と最近知ったのだが、ギリシャの(クラブの)サポーターはかなり過激である。
ネットの知人からこのサイトhttp://gate13.gr/を教えてもらい、動画置き場を見て私などは仰天である。

よくわからんけどギリシャのクラブ、パナシナイコスのサポーターグループのサイトのようだ。
動画のキャプションを読んでいくと、Attacking a bus with olympiakos fans in Leoforos area after the match osfpaek
なんてのがあり、見ると放火されたらしいバスとか出てくる。
恐ろしい限りである。

発炎筒というとセリエAを思い出すが、私の知る限りではギリシャの方が凄そうだ。
JuventusPanathinaikos 00/01 Fireworks against Juventus fans • 10 sec 978 KB
という動画があり、Fireworks against Juventus fansっておい!な感じだが
コアサポの只中で撮影されていてド迫力である。
実際には発炎筒をどこへ向かって投げているのかは、夜で、しかも硝煙で煙っているために定かではない。

「こんなところでオリンピックやるのか」とまじめに思いますな。

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フェリペの作った2002年の”自由”なブラジル代表 [ その他サッカー ]

6/30付ブログ欧州選手権の監督たちで取り上げたasahi.comの記事中の

02年に母国ブラジルを5度目のW杯王者に導いた時でさえ、フェリペ監督は同様の低い評価にさらされた。
ロナウド、ロナウジーニョ、リバウドの個人技任せで、戦術的にチームをまとめていないというもの。

フェリペ監督に関するこの評価から、ブラジルでも”自由な3R”と組織で支えるその他大勢というのが、
2002年のブラジル代表を言い表していると推測される。

だが、ブラジルの自由を体現していたこの3Rは、フェリペ監督から
試合毎に細かく指示を与えられ、ポジショニングや攻撃パターンを
対戦相手毎に微妙にアレンジして試合に臨んでいたことが明らかにされている。
(これはフェリペ監督が自ら講演会で語っていたことだ、という記事があったのだが
今回のブログのためにサッカー批評をくまなく探したが見つからなかった。
Numberだったかも知れない。出典を示したかったのに残念である)

すなわち、2002年のブラジル代表は、ロナウド、ロナウジーニョ、リバウドの個人技任せではなかった。
フェリペ監督の緻密な対戦相手の分析から練り出された、
ゲームプランの上に成り立っている攻撃だったのである。
ブラジルでのフェリペ監督に対する低い評価は不当であろう。

そして、この事実は別の論点にも光を当てる。
すなわち3Rは、巷間で言われているような
組織にとらわれない強烈な個による自由なサッカーを体現してはいなかったということである。
3Rの自由とは、繰り返しになるが
フェリペ監督の緻密な対戦相手の分析から練り出された、
ゲームプランの上に成り立っている自由だったのである。

現代サッカーにおいて、組織と個(自由)とは不可分なのである。
選手たちに”自由”を謳歌させるには、チームにそれなりの下地、土台、組織が必要だ。
それを作ることの出来るものだけが、自由なサッカーを表現できるのである。

欧州選手権の監督たち [ その他サッカー ]

準決勝を迎える欧州選手権。
これまでの試合を振り返ってみると、いわゆるいい試合というのが少ない気がする。
その理由はやはり、不調な選手が多いことだろう。
単にスター選手が活躍していないという意味ではなく、
実力を出し切れていない選手が多いという意味である。

そうなると、監督にスポットライトが当たる。
ギリシャのレーハーゲル、チェコのブルックナー、ポルトガルのスコラリ。
スポナビのこの記事を読んでびっくりしたが、なんと

チェコのブルックナー監督の年俸は、最高年俸を得るイングランドのエリクソン監督の1週間分以下。

1週間分以下って。
エリクソンの年俸は推定7億円だそうで、計算するとブルックナーは1,300万くらいか。
確かに安い。
ちなみにジーコは今年の契約更改で1億8,000万になったそうです。

喜怒哀楽を素直に表現する愛嬌と、機知に富む言動で人気の高まりを見せるスコラリは、
選手交代の思い切りがすごい。
asahi.comで記事になっている通り、

1点を追っていたイングランド戦では、後半30分にフィーゴを外した。前線とMFで縦横無尽の活躍をしていたベテランは
不満を表し、観客席もどよめいた。しかし8分後、代わったポスティガが同じ途中出場のシモンのクロスから
同点ゴールを奪った。

ポスティガはイングランドのトットナムに移籍した昨季19試合で1得点。今大会は初の出番だっただけに、
負けていれば、交代策が批判されたのは間違いない。

この交代はすごい。凡人にはなかなか出せない解答である。
ただ、一筋縄ではいかないのがスコラリで、J1昇格後4年目に当たるジュビロ磐田に就任したはいいが
1stステージ第12節(5/31)対ヴェルディ川崎戦に敗退して優勝戦線から脱落、
勝手にブラジルに帰国した後辞任してしまう。

 その時言い放った「Jリーグはレベルが低い」という言葉に対して、
 当時チェアマンだった川淵が「当たり前じゃないか!」ふざけたことを言うなと
 TBSのスーパーサッカーで顔を真っ赤にして怒っていたのは
 よくぞ言ってくれたと溜飲を下げる思いだった。

また2002年の大会終了後、優勝したのだからたとえ不満があっても口をつぐんでりゃいいものを
ロナウドに対して変ないちゃもんをつけ、器の小さいところを自ら暴露してしまったり、
人格的に少々問題ありな人なのである。

第1印象とは裏腹なこのスコラリという人物、監督としての評価も実状とは異なるもので
02年に母国ブラジルを5度目のW杯王者に導いた時でさえ、フェリペ監督は同様の低い評価にさらされた。
ロナウド、ロナウジーニョ、リバウドの個人技任せで、戦術的にチームをまとめていないというもの。

これについては、また後日言及したい。

大久保のちょっといい話(と苦言) [ その他サッカー ]

大久保のちょっといい話
コラムの筆者が言ってる通り、人間味あるよなぁ。

また最近出た本「プロサッカー選手になるには」(川端康生)には、
リーグ戦初スタメンだった磐田戦で前半8分にゴールを決めた後、その24分後に退場するわけだが、
その時、磐田のDFから「高卒のくせに」とかいろいろ言われてのでカチンと来て
言い返したら頭突きをくらった、という大久保の談話が載っている。

プロだといろいろやるみたいだね。
でも冷静に考えると、ゴール決められた後に「高卒のくせに」って相当カッコ悪い。
高卒の課長にイビられてる万年係長が居酒屋でクダ巻いてるんじゃないんだから。
その高卒にやられたのあんたでしょって。

しかしJR西日本マナー広告で
「勝手な個人プレーやめようぜ」とか「マナー守れないって、カッコ悪いぜ!」とか言ってるくせに
一向に成長のあとが見られない大久保もかなりカッコ悪いが。
(ちなみにこの後ビチュヘは警告を受けず、大久保の史上初3ステージ連続の警告王が決まった)

大久保にはバルセロナのDFプジョルのプレーを見習ってほしいなぁ。
プジョルは華々しい攻撃陣を差し押さえて、バルセロナで最も人気の高い選手だが
その理由は、闘志をむき出していつでも全力で戦う真摯なプレーぶりにある。

プジョルは闘志むき出しでも、汚いラフプレーはしない。
だからサポーターに愛される。
闘志あふれるプレーとラフプレーをごっちゃにしちゃダメなんだよ。

おそらくは五輪最終メンバー入りするであろう大久保。
ケガでワールドユース出場を逃した大久保初の世界の大舞台で
闘志あふれるプレーと、イタリアDFをぶち破るゴールを見せて欲しい。
退場はなしで。

続 ひとこと言わずにおれない [ その他サッカー ]

昨日のエントリーで、片野道郎氏のブログについてひとこと言わずにおれなかった私は
本人にもメールで苦情を言った。

そしたら返事が来た。
私以外のメールに対しても送った文章を使い回ししているかも知れないが
ブログの真意についての説明はとても丁寧であった。
大まかな内容を箇条書きにすると、

1.スウェーデン対デンマークの試合は、録画したものを早送りも交えつつざっと見た
2.八百長だとはまったく思っていないが、両チームが絶対に勝とうと思って戦った試合には見えなかった
3.「22のフレンドリーマッチ〜太っ腹には脱帽」という表現は、
 ひとりのイタリア贔屓の皮肉を込めた悪態であり、それ以上のものではない

2.の「両チームが絶対に勝とうと思って戦った試合には見えなかった」ことについては、
その理由について具体的に説明がなされている。
また全体の文面からは3.のようなニュアンスが伺え、悪意はなかったものと思われる。

しかし、以上を踏まえた上でさらに氏に対して異論がある。
それは、以下の2つの条件が揃った場合、それが例え個人サイトの単なる悪態であったとしても
ネット上で公にするには内容が不適切であると考えるからである。

 I  執筆者がその道の専門家である
 II 相手の尊厳を損なう内容である

今回の場合、Iについては、片野氏はサッカーの報道に携わるプロであり、マスメディアの人間であること。
IIについては、”究極の予定調和””フレンドリーマッチ””八百長疑惑で捜査の対象になっている
キエーヴォ対シエナの方がずっと真剣勝負だったんじゃないでしょうか”という文章から、
読者は八百長であると受け取るのが自然であることが該当する。

卑近な例を挙げるなら、芸能レポーターが自分の個人サイトで、
とあるタレントのタチの悪い噂を流しているようなものか。

ヒデメールを読む方には、私人中田と公人中田の区別はないのだ。
プロであるならば、それを情報として受け取る側についてもっと意識して欲しいと思うのである。

ひとこと言わずにはおれない [ その他サッカー ]

スウェーデン 22 デンマークを”究極の予定調和”と書いているブログ
にサポティスタからリンクが貼られていた。

しかし、22のフレンドリーマッチをここまで露骨に、そして平然とやってのけたスウェーデンとデンマークの
太っ腹には脱帽するしかありません。八百長疑惑で捜査の対象になっているキエーヴォ対シエナの方が
ずっと真剣勝負だったんじゃないでしょうか。

このブログ、コメントもトラックバック機能もつけていない。
こちらで勝手に書かせていただくが、執筆者の片野道郎という人はこれでもプロである。
アマゾンの検索結果を見るとわかる通り、イタリア専門。

推測だが、イタリアびいきの片野氏はイタリア対ブルガリアを観戦、
試合会場でスウェーデン対デンマークの結果を知り、そのまま思ったことを書いたのであろう。
もちろん最初から”互助試合”を懸念していたのだ。

それにしてもひどい。
先ほどWOWOWの再放送で件の試合を観たけど。
八百長試合と決めつけ、スウェーデンおよびデンマークを誹謗するとは。
以前は結構いい記事を書いていたのに、プロにあるまじき行為だ。

フェアプレーの基準 [ その他サッカー ]

戦前、イタリアが互助試合の懸念をしていたスウェーデン対デンマーク。
スウェーデン対デンマークが22以上で引き分けると、
イタリア対ブルガリアの結果によらず、イタリアの1次リーグ敗退が決定するからである。
朝日新聞から抜粋すると

欧州選手権で、フェアプレーを巡って逆転現象が起きている。「ずる賢い」「汚い」と
悪評の高いイタリアが、同じC組のスウェーデンとデンマークに「フェアプレーをお願い」と訴えている。

 中略

イタリアは第1戦でFWトッティがデンマーク選手の顔につばを吐いたことが発覚して、3試合出場停止中。
デンマークの訴えがきっかけだっただけに、DFカンナバロは「フェアプレーの下に訴えたのなら、
自分たちもそうすべきだ」。

ところがそう言っておきながら、自分たちはブルガリア戦で平気な顔をしてナイスタッチキック
(本来なら相手に返すべきプレゼントボールをタッチラインに蹴り出し、
相手のスローインに対してプレッシャーをかけてボールを奪おうとするプレー。
フェアプレーに見せかけたアンフェアなプレー)をする。
さすがはイタリアである。
(ちなみにブルガリアもプレゼントボールをタッチラインに蹴り出していたが、
スローインに対してプレッシャーはかけていなかった)

もっとも、イタリアは1−0で勝つことに最上の喜びを感じる国民性である。
我々日本人とは全く異なる(おそらくは世界的に見ても変わった)メンタリティーを持つ国と言える。
彼らにしてみれば、ナイスタッチキックなぞ、アンフェアでも何でもないのかも知れない。

国によってサッカースタイルに千差万別あるように、
フェアプレーの概念にも国によって違いがある。
Jリーグでも幾度か物議を醸したが、ブラジルでは自チームが不利な状況下では
ボールをプレゼントする必要はないと考えられているようだ。
例えばtotoGAOLが始まった時の、京都対大分であったロドリゴのプレーがそれである。

こうなるとフェアプレーとは一体何なのか根幹が揺らいでしまうような気がするが
日本のフェアプレーは日本人が感じるフェアプレーでいいと思う。
別にイタリアやブラジルなどのサッカー先進国の真似をする必要はない。
ナイーブと言われようが何だろうが、自分の価値感を変えてまで列強の仲間入りなんてしたくない。
そう思うのである。

嗚呼、またここにも一人。 [ その他サッカー ]

欧州選手権大会最年少ゴールを決めたルーニー。
彼について気になる記事があったので朝日新聞6/18付夕刊から抜粋。

彼らしいのは、歴史に残るゴールの直前に警告を受けていることだ。後方からのスルーパスに滑りながら右足を伸ばす。
飛び出したスイスGKの頭をスパイクがかすめた。すかさずイエローカードを出す主審に毒づいた。
「もっと冷静になれって言う人もいるけど、タックルは110%の気持ちで行くのを変えるつもりはない。
少し興奮しているぐらいの方が、僕はいいプレーができる」。悪びれる様子など、これっぽっちもない。

最初にこの記事を読んで思ったのが、ルーニーと大久保は似てるなぁと言うこと。
大久保も今のスタイルを変えるつもりはないなんてことを言っていたっけ。
しかし、

最後までボールに食らいつくのはいいプレー。
相手にケガをさせるのはやってはいけないプレー。
審判に悪態をつくのはスポーツマンシップに反するプレー。

彼ら二人は、これらのプレーをそれぞれ分けて考えることができていない。
最初に起こしたアクションが良ければ、その結果として生まれるプレー、
あるいは延長線上にあるプレーも、当然肯定されるべきものと考えているようだが、
そんなことあるわけがない。
たとえボールに行っていたとしても、相手の足にかかればそれはファールなのである。
それによってケガをさせても平然としていたら、そんな奴にスポーツをやる資格はない。

ルーニーも大久保も、才能ある若者だ。
だが彼らは明らかに勘違いをしている。
周囲はそれを間違いであると指摘してあげなければならない。
彼らを好きな子供達が、勘違いを当然だと思い始めたらどうする?
ルーニーや大久保を指導する立場にある人間は、彼らだけを指導するのではない。
ルーニーや大久保のその先も指導しているのと同義なのだ。



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