求む、スペイン怒涛の2連勝 [ その他サッカー ]
W杯南アフリカ2010 グループH第1戦スペイン対スイス0-1。
スペインのパスワークはさすがだった。
的確なポジショニング、多少のプレッシャーはものともしないボールテクニック、
正確なパス、トラップ。
攻撃的だったかという観点で言えば、攻撃的だったと思う。
まず攻撃にかける人数が違う。CBとアンカー1人以外は全員攻撃。
リスクを負って初めて攻撃的だと言えると思うので、この条件は外せない。
そして主導権を握ること、ボールを支配することも出来ていた。
リアクションサッカーでは攻撃的とは言えないという理由からである
(これら攻撃的であることの条件については以前書いた)。
ただ、オシムも言っていた通り、もう少しスピードを上げると良かった。
相手が待ち構えているところへ攻撃を仕掛けるのは
いくらテクニックやグループ戦術に優れていても限界がある。
スイスのように体格も屈強で守備戦術に長けている国なら尚更。
ただ、スピードを生かせる状況でもっとアグレッシブに行くには
先は長過ぎたし、コンディションもそこまで上がってなかったのかも知れない。
交代で出てきたフェルナンド・トーレスは明らかに動きにキレがなかったし、
オシムはイニエスタのコンディションが良くなかったと言っていた(確か)。
ついでにフェルナンド・トーレスと同時に交代出場したナバスに言及すると、ひどかったと思う。
私はリーガを観られる環境にないので普段の彼のプレーぶりを知らないのだが、
まず第1にDFを抜けない。果敢にドリブルを仕掛けてはいたが、
如何せんかわせないので半抜き状態でクロスを上げるしかない。
セルヒオ・ラモスの負傷で彼のサポートが受けられなかったのは確かに痛いが、
それにしてもという感じだ。
また半抜き状態だろうが何だろうが、クロスの精度さえ良ければ何の問題もないが、
結構な人数ゴール前に詰めているにも関わらず全く合わないボールばかり。
はっきり言ってクロスが下手にしか見えない。
しかもそのナバスに右CKを蹴らせるスペインて。
プレイスキック得意な人ほかにいくらもいるでしょ。どういうことよ。
まあそんなこんなでスペインは負けてしまった。
友人と予想をして(ベタだが)優勝候補筆頭に上げていたのでこれはヤバいですな。
ちなみにこの予想にお金はかかっていない、たぶん。