人のふり見て [ その他サッカー ]
今回は、”アジアカップで日本代表へ過度のブーイングをする中国人”
についての日本における報道の話。
まずは現地で取材を行ったジャーナリスト(?)のコラムを紹介。
角澤照治「徒然なるままに・・・アジア杯」
西部謙司「反日インフレーションピッチでしのぎを削った選手たちには、真実が見えている」
実況としての角澤アナや、コラム冒頭の視聴率うんぬんは
今回の論点とは無関係なのでこの際忘れて頂く(笑
そして当ブログで日中間の歴史や、国民性の違いなどに言及するつもりはない。
問題は、二人とも現地で日本国内での報道とは異なる印象を持った、ということである。
西部はこう指摘している。
どちらの報道も嘘ではないが、それぞれの立場でかなりバイアスがかかっているな、
と現地にいた実感として思わずにいられない。
我々は決勝戦後の暴動について報道しない中国の新聞を非難したが
日本の報道も、ある事実だけを誇張し、他の事実を意図的に伝えなかった
という点において、五十歩百歩だったのである。
思い起こせば日韓W杯の時、韓国の日本に対する悪感情の発露を報道せず、
無理矢理共催成功の論調を作ろうとした前科があるのだ。
日本のマスコミによる”偏向報道”について、今回のことも含めて心に留めておくべきだろう。
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