戯言 [ Jリーグ ]
物議を醸しているっぽいインファイト代表で鹿島市議の河津亨インタビュー
はっきり言って、鹿島の現状だのインファイトの行状だの、私はよく知らない。
だが、インファイト唯一のルールとして河津氏が挙げているものが間違っていることだけは断言できる。
「何をやってもいいから自分で責任を取れ」
言い換えれば
「自分で責任を取れば何をやってもいい」
ということでもある。
この考え方は、一人の人間の行動が、周囲に与える迷惑を完全に度外視した考え方だ。
非常に自己中心的で、他者の視点に立つという考え方を最初から放棄している。
横浜ではコンクリート片が投げ込まれる事件が起きた。
それによって手荷物検査が実施されることになった。
昨シーズンの柏対東京戦で東京サポーターがピッチに乱入した。
それによって今シーズンからスタジアムが日立台から柏の葉に変更された。
一人の、あるいは一部のサポーターの行動が、
ホームのサポーター、アウェイサポーター、一般の観客、クラブ関係者、
およそスタジアムに足を運ぶほぼ全ての人間とクラブそのものに影響を及ぼすのである。
他人に迷惑をかける自由など自由ではない。
一人で背負い切れる責任には限界があるのだ。
「何をやってもいいから自分で責任を取れ」
というのは、自由と責任の意味を理解していない戯言でしかない。
新潟 [ Jリーグ ]
11/20(土)のJ12ndステージ第13節新潟戦のチケットを買ったけど、
新潟では今大変なことになっている。
おそらく約1ヶ月後の試合当日にも現在進行形であろう。
そんな場所に、単にサッカー観に行くだけなのは当たり前だが気が引ける。
かと言って一日かそこら行って帰ってくる間に何が出来るかと言うと。
そもそも、首都圏からの交通網が寸断されている状況が回復しているかどうかもわからない。
心が苦しいね。
ホームスタジアム [ Jリーグ ]
うらやましいニュース。
06年横大路にオープン サンガ専用スタジアム
しかもかなり話は進んでいるらしい。
早ければ来々シーズンに使用開始。あと1年ちょっとだ。
リンク先によれば、土地を京都市、資金を京セラの稲盛名誉会長が提供する。
すごいな。
自治体と、第一スポンサーの名誉会長でありチーム運営会社の役員でもある人が
(個人的に)バックアップ。
サンガ専用ってのもすごい。
球技専用でも、サッカー専用でもなく、サンガ専用。
ヴェルディと共用でも、浜崎あゆみと共用でもなく、東京専用。いいね。
3万人クラスってのは個人的に、一番良いサイズじゃないかと思っている。
2万人だとちょっと少ない(今シーズンの東京の平均入場者数は26,048人)し、
4万人だとちょっと多い(今シーズン4万越えは1試合、昨シーズンは0)。
今後の観客数の伸びも考えると、3万7、8000くらいがいいかなぁ、と夢想したり。
私は海外でサッカーの試合を観たことが一度だけあって、それがフランスのナント。
ナントのボージョワール・スタジアム。
そもそも84年建設なので新しい。さらにフランスW杯のために
立見席をなくす改修工事をしたので、私が行った時もとてもきれいなスタジアムだった。
ここが、39,500人。4万人クラスだけど、その時の感じでは3万2、3000人。
見た目には割とこじんまりしてた。
2層に分かれていないからかな。
古色とか歴史の重みとかはない。でも当日は晴れたいい天気だったこともあって
健康的な雰囲気が非常に印象に残っている。
あんなのがホームスタジアムだったらいいなぁって心底思う。
味スタも好きだけど、味スタからトラック用スペースを取り払って、
5万だと大き過ぎるのでちょっと席数を削って・・・
雨は降った。地を固めよう [ Jリーグ ]
先日の柏の葉で起こった事件(9/19付ブログ終わりの方参照)に対する
正式な回答が柏レイソルから出された。
・ 応援してくださる方々へのご挨拶を行わないことは、どのような事情があるにせよプロとして許されない行為であり、柏レイソル選手会は、今後はいかなる場合でもこれを実行する。クラブ側からは非常に前向きな姿勢が感じられる。
・ 立入禁止区域へ侵入したサポーターについては、選手スタッフ及び試合関係者の安全を確保するという観点から「柏レイソルサッカー試合運営管理規定」に基づき、クラブとして試合入場禁止等の措置をとらせていただく。
・ サポーターは誹謗・中傷と判断される横断幕の掲出、選手バスを取り囲んでの威嚇行為は行わないことはもちろん、今後も選手を力づけるために精一杯の応援を行う
選手一人一人、サポーター一人一人が遺恨を残さず、一丸となれれば
きっと災い転じて福と成せる。
がんばれ柏レイソル!
得点ランキング3位は大黒 [ Jリーグ ]
横浜の史上初ステージ3連覇で幕を閉じた1stステージ。
1stステージ終了時点での得点ランキングは、
1位エメルソン、2位グラウに次いで、堂々の単独3位に大黒が入っている。
スーパーサッカー
日刊スポーツ
それぞれのデータから見て取れる特徴は、
シュート数が多く、右足、左足、頭と満遍なく得点している。
ガンバ戦で実際の大黒を見たが、それほど武器と呼べるものはない印象である。
前に向かう姿勢、ボールテクニック、シュート力、裏を取るクレバーさ、ゴールまでの落ち着き
どれもそれなりのものを持ってはいるのだが。
この辺の特徴のなさが、知名度の低さにもつながっている可能性はある。
大黒は24才。
代表経験はないが、あと1才若ければ五輪代表候補に名を連ねていたかも知れない。
高原がダメだったらOAで五輪候補に抜擢!
なんてことはないだろうな、やっぱり。
柱多過ぎ [ Jリーグ ]
市原対東京戦は、事情によりMXTVで前半だけをTV観戦。
臨海競技場の改築が終了し,バックスタンドが2階建てになっている。
いるのはいいのだが、柱多過ぎ。
しかも観客にとって邪魔になる位置に。
数を数えてみると,ピッチを俯瞰する画面内に、5,6箇所くらい。
バックスタンド1階席全体で,15箇所くらいだろうか。
柱が多いということは,死角が多いということ。
全席数に対して,柱に邪魔されない席数はかなり少ないだろうと思う。
いくら改築とは言え,ありゃいくらなんでも多過ぎだ。
いまさら感の強い改築時期といい,死角の多い構造といい,
ちゃんと考えて計画してるのだろうか。
いや、ないんだろうな、市原市のことだから。
その男、柱谷幸一 [ Jリーグ ]
柱兄が京都監督に就任。
朗報である。
柱兄の勝利至上主義ならぬ、理念至上主義のサッカーがまた観れる。
曰く、フェアプレーを貫く
曰く、サッカーの価値を高めるためにも、サッカーに携わる自分たちが、社会の模範になる
サッカーのプロフェッショナルなればこそ、かくあるべし。
ファウルをしてプラスは何一つない。地域に根ざすためには、感動を与える美しいサッカーを見せなければならない。
何より反則の無い試合は、子供たちにいい影響を与える。
チームを子供が誇りに感じ、「自分たちもそういうプレーをしたい」と思えるクラブにしたい。
理念至上主義と言うと、理念に捕らわれ、凝り固まった悪印象を与えるかも知れないが
ここでは、現実路線や目先の勝利に逃げないというポジティブな意味に受け取って欲しい。
たとえJ2と言えど、プロの監督。結果を残さなければ解任の憂き目に会うのは当たり前。
理想を掲げるのは容易いが、最後まで貫き通すのは言うまでもなく困難だ。
崇高な理念を掲げて敢然と現実に立ち向かい、1年目に3位という勝利を収めた柱谷幸一は、
意志の弱い私にとって、とてもまぶしい存在なのである。
柱兄が監督に就任した時の山形は、それまでの経営方針を見直し、
長期的なスパンでサッカーの普及やJ1への昇格を目指そうと方向転換した時だった。
柱兄にとってはやりやすかったに違いない。
しかし今度の京都はJ1復帰が至上命題。
彼がどんなサッカーを見せるのか、非常に楽しみである。
その男、大黒将志 [ Jリーグ ]
J'sGOALの東京対ガンバのプレビューで、ガンバのキープレーヤーとして挙げられているのが、
大黒将志。
中でも注目すべきは今シーズン、ナビスコカップ、Jリーグ戦をあわせて9ゴールを決めている大黒だ。
彼はとりわけF東京との相性は抜群で、昨シーズン2ndステージ、更には2002年のナビスコカップでも
F東京を相手にゴールをあげている。
ガンバの試合はダイジェストでしか見ていないが、
最近のガンバで最も印象に残っている選手がこの大黒選手である。
中でも第3節清水戦がすごかった。
後半9分に吉原に代わって出場すると、9分後に得点。
後半40分にも得点すると、その2分後にはゴール前での冷静なパスから二川へのアシストを決める。
36分間で2ゴール1アシストである。
機敏な動き、ゴール前での冷静さ、そして豪快な右足シュート。
リーグ戦では11試合5得点で得点ランク4位、日本人3位。
ナビスコ杯では4試合4得点で得点ランク2位、日本人1位。
ガンバという比較的注目度の高いクラブに在籍し、
上記のような日本人としては指折りの成績でありながら、
ほとんど知名度がない大黒選手。
私はオールスター投票でずいぶんと彼に票を投じたものだが、
遂にランキングにさえ登場することなく終わった。
私は大黒選手を応援します。
東京戦以外はね。