若手好き [ FC東京 ]
東京の新外国人が若いことについて、昨日の記事のタイトルで意外だと書いた。
トップ下というポジションに抜擢するのだから、ある程度の経験と実績を持ち、
周囲に合わせられる精神的に成熟した選手がいい。
すると26〜29才くらいの選手ということになる。
だから私にとっては意外だったわけだが、23才という年齢の選手獲得には
原監督の意向が大きく関わっていたようだ。
原監督はこれまで「ルーカスやジャーンのように若くて、これからの可能性があって、まだ成功してないから日本で頑張りたいという選手の方がいい」と話していた。既に完成した選手より、馬場や梶山、栗沢らと競争しながら、ともに成長できる若手を求めていた。なるほどねぇ。
原監督の若手好きは普通に見てれば一発でわかるが、新外国人にも当てはまるんだ。
徹底してる。
だが若いとは言え、ルーカスやジャーンには各年代におけるブラジル代表の実績があった。
獲得する側から見れば、いわば保険のようなものだろう。
ダニーロにはそれがない。
そして出場数の少なさ。
ブラジルではめぼしい若手はどんどんヨーロッパに攫われて行ってしまうので
中堅の選手が少ない。
そのブラジルにあって、23才という中堅なりかけで
チームの主力になりきれていないというのがどうも引っ掛かる。
その辺のことについては当然見極められていると思うのだが。
これまで新外国人の獲得は、派手さはないものの周到な調査の結果であることが見て取れた。
今回は原監督の意向が入り、最低限のレベルはクリアした上で、
若干賭けの要素が入ったものの気がしている。
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