最悪の週末 [ FC東京 ]
J1第26節東京対仙台於ユアテックスタジアム仙台は2-3で敗戦。
残留を直接争う相手に、ほぼ勝利を手中にしたかのように思えた残り5分から逆転負けするという、
奈落の底に突き落とされるような感覚を味わった最悪の週末だった。
状況が状況だけに、両チームの選手もサポーターも気合が入っていて白熱しており、
リードしている内は、「たまには残留争いも悪くはないな」なんて悠長なことも考えていた。
が、その先にまさか奈落が待っていようとは。
私は観戦後、仙台市内で牛タンを食べ、
さらに一泊して松島の方へ行って生、焼き、フライと牡蠣三昧して帰って来たわけだが、
昨日の悪夢をふと思い出してため息をつく、といった感じだった。
私の性格からしてそれほど引きずることはあまりなのだが…
東京の出来は特筆すべきものはない。
いつも通りというか、得点のにおいがあまりせず、よく2点取れたなと思う。
2点目は相手DFとGKのミス絡みのような感じだった。
ただ、選手はかなり戦っていた。
ややミスの目立つ選手はいたが、それでも試合全体としてはかなり締まった印象を受けた。
そうそう、劣勢の中での羽生投入は、恐ろしく効果的で驚いた。
やや前目のディフェンダーとして、そして攻撃に移った時の的確なポジショニングと
テンポ良くいいところへパス出しをする、まさしくボランチといった実に効果的なプレー。
その流れを断ち切ってしまったように見えたのが重松の投入だった。
いや、おそらく重松自身にはそこまでの責任はないと思うのだが。
同点に追いつかれるセットプレーにつながったファウルは、
私には正当なタックルに思えた重松のスライディングだった。
しかもそこでさらに権田のミスが重なってしまう。
めぐり合わせが悪いというか。
いったんは微笑んでくれたと思しき勝利の女神は、あっさり心変わりをしてしまった。
仙台に勝って順位上昇を目論んでいたのに、負けてあわや降格圏逆戻りの危機。
神戸が負けて免れたものの、がけっぷち状態は変わらない。
いや~、もうあんなため息はつきたくないんだけど。
牡蠣はおいしかった…