忍者ブログ[PR]
蹴唯雑音 忍者ブログ

[PR] [ ]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ボールだけ [ FC東京 ]

J1第22節 山形対東京は0-1で敗戦。
ペースは握ったが決めきれずに終盤に失点。

お盆休みも終わって社会人的には平日開催のこの日のアウェイ東京側は
そんなにサポーターの来場はないと予想して行ったが豈図らんや。
東京サポの来場者数は私の予想の3倍強だった。

そんなサポーターを前に東京は完全に試合を支配するも
クロスは通らずシュートは真正面を突いて得点出来ず。
逆に終了間際にミスを発端に失点して痛恨の敗戦を喫した。

今野ブルーノ梶山でゆっくりボール回してっていうのはおなじみの展開。
ポストプレーとかサイドチェンジからサイドを使うっていうのもいつもの通りだけど、
サイドでつまってしまうことが多かった。

サイドハーフの単独突破はまず不可能で、
サイドバックが参加して初めてクロス上げられる場所まで持ち上がれる感じ。
それでも突破、あるいは崩すというわけではなく、しっかり相手のDFも対応してきてた。
そこに加勢するためにカボレも加わってきたために、中に数がいないことが多かった。

じゃあどうすればいいかと言うと、私ならもっと中を使えと思う。
東京が外に人数をかければかけるほど、当然相手もなわけだから。

このケース、この試合に限らず、もっとスペースに対する意識を研ぎ澄ませと。
ポジショニングし直しによってボールを回せるようになっても、
うまくスペースを突いた攻撃になかなかならないのは
スペースを作る意識、スペースを利用する意識がまだまだだからだ。
ボランチがボールホルダーの時に全員サイドに開いて中ガラ空きの時がしばしばあるからなあ。
しかもそれを誰も使おうとしない。

動き自体の質も悪い。
相手もプロなんだからちょっとやそっとじゃ振り切れない。
動きに変化をつけたり、あと単純にスピードを上げること。
草民のパスを受ける動きとか見てるとイライラする。
あんなんじゃボールホルダーはパスを出せない。プロはそんなに甘くねーぞ。

今はパスを回すための最低限の動きは出来てるけど、それ以上のものにはなっていない。
私から言わせれば動いているのはボールだけ。
選手と、観ている人の心はまだ動いていない。

PR

またか [ 日本代表 ]

また金子がくだらないことを書いている。
W杯未経験のFWに期待していいのか

要はW杯経験済みのFWを使えということだが、そりゃ未経験より経験があった方がいいに決まってる。
論旨は正しいのに金子の論をくだらないと断定するのは、現実の状況を全く無視しており、
かつ対案を示していないためだ。

前回のW杯選出FWの今シーズンの成績を見てみよう。

柳沢敦  7試合1得点
高原直泰 17試合3得点
玉田圭司 13試合1得点
大黒将志 29試合18得点(J2得点王)
巻誠一郎 18試合4得点

上記の中から一体誰を選ぶ?
最も悪い成績の玉田がレギュラーに定着しているのは本稿の趣旨としてはアレだが
選考基準は実績だけではないのでこの際置いておく。
だがW杯を経験しているというだけで実績も残していない、
監督のビジョンとも合わない選手を選考する理由はひとつもないと私は思う。

さらに金子は、それならば自分は誰を選ぶのかを書いていない。
自分の意見は何も言わないくせに文句ばっか言ってる奴と同じである。
ちなみに岡崎は18試合9得点。日本人得点ランク2位。

そしてもっと大事なことは、こういう状況になっている背景である。
4年とか5年程度のスパンでコンスタントに実績を残せる程度に優秀なFWが日本にはいない。
単なる代表選考の話ではないのだ。

第一防波堤 [ FC東京 ]

強い東京である。
6/3以来複数得点を続けている攻撃は目立つが、
同じく6/3以来8試合で4失点の守備も安定感も凄い。

守備を支えているのは第一防波堤としてのサイドハーフの働きが大きいと感じる。
相手ディフェンダーが攻撃に参加したなら当然そこは数的不利に陥る可能性が出て来るわけで、
そうした数的不利をカバーするのはサイドハーフであることが多い。

相手がまだ低い位置でボールを保持している時には味方サイドバックの前に位置して
相手サイドバック、守備的/攻撃的ミッドフィールダーにプレッシャーをかける。
高い位置にボールを持ち出されたら味方サイドバックは内側に絞るのでその外側にポジショニングし、
広いカギ型のゾーンを守ることになる。

上記のように書くと簡単なようだが、どういう場合にどの選手にプレスに行くのか、行かないのか
といった判断はかなり練習を積んだだろうし、当然運動量も相当量が要求される。
それをバランス良く遂行出来るのが羽生と石川ということになる。

相手SB、DMF、OMFが単にボールを回す度にそれに応じてポジショニングする彼らを
我々は1試合中それこそ何回となく目にする。
大宮でも無茶苦茶蒸し暑い中頑張っていた。
クレバーさと運動量と献身さを有り余るほど持つ彼らでなければ出来ない芸当だ。
今この二人を欠いたら守備面でかなり負担になるだろう。

石川は昨シーズン終盤で3トップの右ウイングだった時も思ったが、
守備時のポジショニングにもかなりクレバーさを感じるようになった。
攻撃面だけでなく、守備面でも成長を遂げているということだ。

一方攻撃については、
パスで相手ディフェンスの穴を突いてシュートに持ち込めるようになった点は評価出来るが、
それほどいいサッカーをしてるという印象は私にはない。

それは速いパスが連続でつながるような連動性の高い攻撃の回数が多くないこと、
そして極力ボールを失わないよう、リスクを背負う攻撃を回避しているからである。

結果が出ている以上、勝利を目的とした時に
今のバランスが最も適しているやり方のひとつではあるのだろうが、
サッカーの醍醐味は薄れると私は思う。

そんじょそこらのサッカーより余程良くはあるが、
ムービングフットボールを標榜するなら目指すのはもっと高みである。
それは忘れないでおきたい。


ねずみ男かお前は。

日刊スポーツより。

キレキレノリノリ [ FC東京 ]

神戸まで2600円だったかな。
高速道路の休日割引を使って行ってきた。
事前にスタジアム近辺の駐車場を調べて行ったが、目当ての駐車場もその近辺の駐車場もことごとく満車。
到着時刻が開始20分前だったので多少遅くもあったが。
スタジアム内と合わせて結構な数の車が収容出来るはずなのだが、見込みが甘かった。

パスをつないで取った1点目。
カウンター一発カボレのスピードで抜け出した2点目。
どっちも良かったけど、1点目の石川は相変わらず凄い。

ダイレクトあるいはワントラップで撃つシュートの強烈さ、正確さは今日本人No.1じゃないだろうか。
先週の右足アウト弾丸シュートも凄かったが、今回もスーパーゴール。
もう誰にも止められないっつー感じ。
また頼んます。

変わるなでしこリーグ、変わるマリーゼ [ 女子サッカー ]

昨日、なでしこリーグ第8節マリーゼ対湯郷ベル於いわきグリーンフィールドを観戦。
マリーゼが先制を許すも後半開始直後と試合終了直前に点を取って逆転勝利した。

試合開始と同時に気付いたのが、MF鮫島がサイドバックに入っていたこと。
調べてみたらコンバートされたのはここ何試合かのことらしい。
代表ではサイドバックにはいることもあったみたいだが。

さすがにサイドを駆け上がるタイミングを計る戦術眼の良さは持っている。
でもワンタッチのパスや一発を狙うパスの精度や味方とのコンビネーションはまだまだ。
無駄にボールを失う場面が目立った。
しかし逆転ゴールとなったミドルシュートは見事!
サイドバックでの経験を生かしてもっとスケールの大きな選手になって欲しい。

あと見慣れない選手がマリーゼの中盤の底にいる。
フィジカルは強いし、ボール奪取はうまいし、長短のパスは出すしで誰だありゃと思ったら
宮本ともみじゃねーか!
びっくり。
宮本がいるだけで中盤の構成力が格段に違う。
やっぱりすごい選手だ。

マリーゼは監督が変わったからなのか、前ほどぼんぼん蹴ることなくつないでいく場面が多い。
まだ一発で裏を狙うパスがやや多いかなと思うが、それでも前よりは可能性の高いパスになっている。
パスの出し手と受け手との息が合う確率も上がっていてトレーニングの成果がうかがえる。

湯郷ベルはあの宮間が移籍したものの、個々の技術は高く、
パスワークはマリーゼよりもうまい。
ただ最後の決めてに欠けるかな。

昨シーズンまでリーグを独走していたベレーザが中心選手の移籍によって総合力が下がり、
上位陣は団子状態。
マリーゼは8節終了時点で3位に食い込んでいる。
ベレーザはその下。

次節は勝ち点差2の首位浦和と対戦。
第1クールでは負けているがプレシーズンマッチでは勝っている。
勝ったら順位が逆転するだけに注目の一戦だ。

歯車 [ FC東京 ]

J1第13節 東京対川崎は2-3の敗戦。

主審に負けた不満をぶつけてる人がいたけどそりゃ筋違い
(そう言や監督も帰り際に何か言っていたようだが)。
確かに扇谷主審は動体視力が悪くてレフェリーには向いてない。
今後続けてもブーイングを浴びるだけなのでやめた方がいいだろう。
だが、それでも今日負けたのは主審のせいじゃない。

1失点目、プロだったらああいうプレーはやって欲しくないなあと思う。
DFが迫り、GKがシュートコースを狭める中、ドリブルしながらのシュートと
PKとどっちが決まる確率が高いか。
得点機会阻止によって残り時間10人で戦う羽目になるのと
そのまま11人で戦うのと、どっちがいいか。

どちらにせよ1点献上したとしても、1人減るのとそうでないのでは大違い。
たまに得点機会阻止でも警告止まりの主審もいるが、そんな可能性の低い賭けに出てなどいられない。
そうしたことを瞬間で判断できなければダメだ。
思わず手が出てしまったなんつー言い訳は通用しない。

2失点目、早いリスタートは主審が2回笛を吹いて止めない限り可能であり、
そして常套手段である。
痛かったのは、こうした形で同点にされたことで、選手のメンタルに与える影響が大きかったことだ。
この後目に見えて落ちてしまった。

3失点目は徳永と茂庭の間を通された。
この場面以外にも何度か崩されたポイントだったので何とかケアしたかった。
本来なら茂庭が付くべきところだろうが、他の選手のポジショニングによって
付きにくい状況を作られていたのかも知れない。その辺はちょっとわからなかった。

この試合で大きかったのは1失点目+退場と、2失点目とそれ伴うメンタルの低下。
となれば上記の通り自滅である。
なんだかふとしたことをきっかけに狂い出した歯車が一気に崩れた感じ。
2点リードまではかなり良い流れだっただけに、惜しい試合だった。

ダメです [ FC東京 ]

ナビ杯神戸戦、J1磐田戦と2連勝。
神戸戦はどっち転ぶかわからないような試合だったが
磐田戦は良くてスコアレスドロー、負けても全然不思議じゃない試合だった。

攻撃ヘボ過ぎるよね。
今の状態だと、パスサッカー目指しますと言うことさえ憚られる。

パスサッカーというのは、ボールを動かし、ボールレシーバーが動いて
相手の守備網に穴を開けなければチャンスが作れない。
穴を開けるには相手DFが次の展開に追い付けないように
ワンタッチパスなど一人の持ち時間を減らす、数的優位を作る、
サイドチェンジする、猛ダッシュでフリーランする、などの工夫が必要だ。

必要なわけだが、やってねーんだ全然。
守備網に穴を開けて作ったチャンスなんて2、3回くらいしかない。
しかもそのうち決定機と呼べるものは1回程度。
これじゃ点取れんよ。
観ててつまんねーし。

神戸戦は一瞬のきらめき、磐田戦は赤嶺の決定力で点を取り、
神戸戦は相手の拙攻、磐田戦は権田の好セーブで失点を0に抑えたので勝利に結び付いたが
そううまくは行かない。
今の攻撃では1点を取るのが精一杯なので、1点でも取られたらもう勝ちはないからだ。

上記のワンタッチパスなど一人の持ち時間を減らす、数的優位を作る
というのは、個人のスキルあるいはグループ単位での連動性が必要だから改善に時間がかかる。
サイドチェンジはもう少し意識してやって欲しい。
あとフリーラン。走るときは猛スピードでダッシュしろ。
ジョグスピードでDFが振り切れるわけねーじゃん。磐田のサイドバックは速かったぞ。
今の東京じゃダメダメサッカーだ。

相変わらずバカか? [ Jリーグ ]

Jリーグの秋冬制についての金子達仁のコラム
相変わらず、頭にウジがわいているレベルのバカぶり。
彼は秋冬制反対を主張しているが、挙げている理由は次の2つ。

・日本の寒さはそれほど厳しくない
・地球は温暖化している

ははは。そうじゃないよね。
秋冬制最大の問題は、積雪だ。

日本の北陸/東北/北海道地方では冬に必ず積雪する。
そうなってしまっては練習および試合開催が困難になるので
練習場所の確保、試合開催方法の検討が必要になる。
積雪期にサッカーができる練習場所や試合開催場所を確保しようと思ったら
相当な費用が必要だ。

それは現J1のクラブなら工面出来るのかも知れない。
じゃあJ2のクラブは?JFLのクラブは?
さらに下のカテゴリーのクラブは工面出来なければJを目指すな、ということなのか?
あるいはtotoの助成金で全ての北国クラブをまかなうことは現実的な解なのか?

ここでしょ、最大の論点は。
議論が始まった当初ならまだしも、百出していったん収束しかけているこの期に及んで
そこをあえて外して書いているのかそれとも気付いていないのかは知らないが、
いずれにしろどうしようもないね。



前のページ | MAIN | 次のページ