J to L [ 女子サッカー ]
J12ndステージ第10節横浜戦は12で敗戦。
選手にとってはリーグ戦は終わってしまったのだろうか。
決勝に向けてケガはしたくないし。
そう思いたくなるような試合だった。
そういうのって結構プレーに現れる。
とくに接触プレーの直前に。
例えばフィフティボールへの踏み込み。
2ndステージ第6節浦和戦や、ナビ杯準決勝ヴェルディ戦では
浮いたフィフティボールに頭から突っ込んで行くシーンが目立った。
気合とか、勝利への執念なんていう曖昧なものが、割合わかりやすく形になって見える瞬間だ。
決勝3日前となるアウェイの広島戦はどうなることやら。
L1第13節日テレ対宝塚は110で日テレが勝利。
横浜で選手の挨拶を見届けてすぐに国立へ向かう。
到着は7時10分過ぎ。
メインスタンドはそれなりに埋まっている。
ややアウェイの宝塚寄り、ちょうど記者席の前に座った。
ハーフタイムの時に後ろを振り返ったら、後藤健生が通路を挟んですぐ後ろにいた。
そう言えばU19日韓戦の時も同じような位置関係だったな。
試合はほぼベレーザのハーフコートゲーム。
同じ1部に属しているのに、これじゃ力の差があり過ぎると思う。
ひとりひとりの身体能力やボールテクニック、ポジショニングなどの個人戦術を含めた戦術眼。
アテネ五輪で活躍した荒川は、ここでも一人別格の存在感。
次代のなでしこジャパンは、間違いなく荒川が担うことになるだろう。
宝塚は結局無得点11失点という大敗だったが、
GKが気を吐いて3,4点を防ぐファインセーブを見せ、大きな拍手が沸いていた。
できれば1点を返す意地を攻撃陣に見せて欲しかったが。
私の前に座っていた、観戦歴に相当年季の入っていそうな3人連れ(うち一人は清水のレプリカ)の一人の
「今日は合わせて150か」
という呟きによって締めくくられた試合だった。