チームとしては曲がり角か [ 女子サッカー ]
オリンピック北京2008 女子最終予選、なでしこジャパンはタイ代表との最終戦を5-0で終えた。
意外や意外、タイはDFラインをかなり高くしてプレッシング、
さらにオフサイドトラップを積極的にかけるという近代的戦術をとってきた
(積極的なオフサイドトラップは男子では見なくなっているが)。
しかもボールを奪った後は、単純な”ロングボールFW頼むぞ”ではなく、
目指すサッカーに対する意識の高さを窺わせる。
ただ個人としても全体としても、目標にまでレベルが到達していないのでまだまだなのだが、
ちょっと前の日本てこんな感じだったんじゃないだろうか。
そういう意味で親近感のわくチームである。
時折センスあふれるパスがDFラインの裏に出たりして、そんな時は少し末恐ろしくなったりする。
日本はいつも通り、人もボールもよく動いて奇麗なサッカーを見せる。
試合開始前は女子ということもあって蒸し暑い中の運動量が不安だったが、
昼間の暑さからするとかなり気温が下がって、さわやかな夜風が吹いていたこともあり、
影響なかったようだ。
この前のアウェイベトナム代表戦辺りから思うのが、
このチームはもう完成の域に入っているのではないかということだ。
もちろんまだまだ足りない部分はある。
だがチームとして出来ることは、おそらく選手の入れ替えくらいじゃないか。
あとは個々のレベルアップに頼るしかない。
勝手な憶測だが、チームとしてのパフォーマンスは
9月に行われるワールドカップを頂点として、あとは下降していくのではないだろうか。
ちょうどトルシエ監督時代の日本代表が、2001年のコンフェデ以来下り坂に入ったように。
その時は、4年目の大橋監督の手腕が試される時だろう。
●Thanks Comments
よかったですよね、タイ
いや、私もタイのサッカーには共感を覚えました。あの組織的な戦い方は遠回りしてでも高いレベルに達しようということでしょうから、志が高いとも思うし、実際アジアレベルの身体能力を考えれば適した戦い方だとも思いました。
ヴァンフォーレじゃないですが、結果が出るまでに時間がかかったとしてもやっていること自体は正しいと思うので、あのまま続けていってほしいですね。
一点、とってほしかったな(笑)。
RE:よかったですよね、タイ
ものすごく遅いレスで申し訳ないです。
他の国も、タイ的なサッカーをやろうと思えば出来るんじゃないでしょうかね。やろうとする国はないに等しいですが。
しかし、「一点、とってほしかった」というのは思い入れ過ぎです(笑