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もう出来もしないパスサッカーなんてやめよう [ FC東京 ]

J1第20節東京対広島於味の素スタジアムは0-2で敗戦。
ひどい試合だった。

開始10数分で”こりゃ勝てんわ”と思ったのは私だけではあるまい。
と言うよりも東京サポの大半がそう思ったのではないだろうか。
それほど同じ志向性を持ったチームにも関わらず、彼我のレベルに差があった。

でも、サッカーというのはわからない、そんな東京が勝ってしまうのだから。
なんていう書き出しをブログに書ければいいな、とグダグダな試合を観ながら思っていた。
しかしその期待も空しく、0-2で完敗。降格争いが主戦場となってきた。

この試合後はっきり思ったが、もうポゼッションを目指すのはやめた方がいい。
城福監督が就任して2年半、多少の紆余曲折はあったものの、
基本的にはポゼッションサッカーを目指して来たことは周知の通り。

それを目指すために選手も相当入れ替えてきた。
テクニックに優れ、パスの出せる選手を多く獲得し、
それにそぐわない選手は結構容赦なく放出してきた。

それで出来るようになった事と言えば、DFラインとボランチでボールを回すことだけ。
”自慢”のパスワークが生きるのは、中盤でプレッシャーをかけて来ず、
かつブロックを下げて守らない中途半端な相手だけ(例えば第14節の湘南のような)。

中盤でプレッシャーをかけられたら、あるいはブロックを下げて守られたら
通用しないポゼッションサッカーなんてやる意味ない。

今の形に固まったのは約1年前だと思うが、それから全くと言っていい程進歩がない。
最大の問題はここだと思う。

少しずつでも内容に進歩が見られるなら応援することにいささかの惑いもない。
だが、私が何年も前から書いている、スペースを意識しろだとか、味方の動きをよく見ろとか
変化をつけろだとか、もっと思い切りよく動けとか、縦のポジショニングチェンジを使えとか
パスで相手DFを崩すのに必要なことがひとつも出来るようになっていないってどういうことだ。

例えば、東京は相手陣地深い位置にサイドチェンジして即クロス、
あるいはシュートにつながるような展開がない。
広島戦では1回だけあったが、これは珍しい。
対して広島は数回あった。佐藤の得点はその内のひとつから生まれている。

つまり東京はサイドでボールをキープして、相手を寄せたところで逆サイドに展開、
というプレーが出来ないのだ。
たまにあるサイドチェンジも、攻撃として有効なものにまるでなっていない。
仮にもポゼッションを標榜するチームがそれくらいのことが出来ないってあるだろうか。
まだ取り組み始めたばかりならまだしも、2年半経つのである。

我々が現実に見せられるのは相手守備ブロックの周りをぐるぐるぐるぐるボールを回す姿ばかり。
そしてたまに単独突破を仕掛けてボールを取られる姿である。

そうそう、この試合、広島がフェアにボールを奪取する場面が非常に多かったと思うが、
あれは東京の選手がミエミエの単独突破を図っているからだ。

東京と広島のサッカーには大きな差があり、完敗を喫したわけだが、
広島のサッカー自体はそれほど凄いというわけではない。
そんな広島との間に厳然としたレベル差があるという事実に私はかなりショックを受けた。

私はもう飽きた。
ただただボールを保持するだけの消極的ポゼッションはもう観たくない。
U17日本代表で観たサッカーのイメージが強すぎて城福監督に期待していたが、さすがにもうダメだ。
もう出来もしないパスサッカーなんてやめよう。

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